藤子不二雄作品を中心とした、レトロ漫画・アニメに関しての調査・研究・ツッコミがメインです。


by fujiko-kei
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『キテレツ大百科』珍タイトル集

フジテレビで1988年から8年間に渡って放送された『キテレツ大百科』ですが、テレビ朝日の藤子アニメとは違った雰囲気が魅力でした。

今回注目するのは本作のサブタイトルなのですが、放送初期のものでは『ワガハイはコロ助ナリ』、『潜地球で宝さがし!』、『てんぐの抜け穴でらくらくハイキング』など、さほど他の藤子アニメとあまり変わりません。しかし、番組放送中盤に原作付きストーリーからオリジナル脚本になるにつれて、だんだん長く、面白いものが増えてきました。

ということで、『キテレツ大百科』全352話(回数で数えると全331回+90分特番)から、一風変わったサブタイトルを集めてみました。

※本作の回数表記は、『藤子アニメだいすき!』様で公開、及び『Neo Utopia 37』掲載の「制作回数」を元にしています。「制作第217回」は諸事情で292回目に放送されたため、第217回~第292回の間で「制作回数」と「放送回数(DVDでの回数)」はズレが生じます。


■Part.01 「インパクト強
『ガーン!ワガハイ、犬になりたいナリ!』(第125回)
『大異変!ママとボクにヒゲが生えた!?』(第132回)
『ハワイが消えた!犯人はブタゴリラ!?』(第199回)
『夏のスクープ!勉三さんに赤ちゃんが?』(第229回)
『謎のアルバイト!むさ苦しい人大歓迎?』(第317回)
『春いちばん!先生が飛ばされそうナリ』(第321回)
いかにも視聴者の目を引きそうな、突拍子もないタイトルです。
先生が異動してしまう(と、キテレツたちが勘違いする)『春いちばん!先生が飛ばされそうナリ』は最終回の10回ほど前のエピソードなのですが、脚本の雪室俊一先生は「折角だから終わる前に、こんなイベントやっとこう」と絶対思っていたと思います(笑)


■Part.02 「やたら楽観的
『妙子遭難!トラに食べられそうなんです』(第294回)
『霊界探検!みんなであの世へ行きました』(第305回)
危険が迫っていたり、すごいことをしている割に、イマイチ盛り上がりに欠けているタイトル。
前者は「遭難」と「そうなんです」をかけた結果、こうなってしまったと思われますが、おかげてB級感が増してしまいました。後者は『キテレツ』の中でも異色な、オカルト要素の強い回。


■Part.03 「情熱的
『走れ永遠に!幻のSL特急アジア号!!』(第110回)
『すれちがいメロドラマ!愛の上越新幹線』(第166回)
逆に、『キテレツ大百科』というアニメではあり得ないほど情熱的なタイトル。
前者は南満州鉄道の特急「あじあ」を取り上げたものですが、他にも航時機を使ったエピソードでは現実にあったことがよく扱われていて、個人的には評価できるポイントだと思います。


■Part.04 「パロディ
『ついに成功!2001年大学キャンパスの旅』(第74回)
『秋サンサン!隅田川から愛をこめて』(第194回)
『テイセイ教育委員会!学問のスルメ』(第238回)
『とんだアップル?みよちゃんの初恋物語』(第275回)
『ジュラシックパニック!虫歯の恐竜発見』(第298回)
『女湯でアート?トンガリ画伯大爆発!』(第316回)
パロディネタ。
元ネタは、上から順に『2001年宇宙の旅』、『007 ロシアより愛をこめて』、『平成教育委員会』、『翔んだカップル』、『ジュラシックパーク』、「人生芸術は爆発だ」(岡本太郎画伯の言葉)です。
当時『平成教育委員会』は、同じフジテレビ系の土曜19時枠で放送されていました。
トンガリ画伯大爆発!』は、事情を知らないで見ると、まるでトンガリが「ドカーン!!」と爆発したようなタイトルです(笑)

「~より愛をこめて」というタイトルは、思えば色々なところで見かけます。
『エロイカより愛をこめて』(青池保子の漫画)、『遊星より愛をこめて』(ウルトラセブンの欠番回)、『ロシアより愛をこめて』(ルパン三世のスペシャル)…などなど。


■Pert.05 「ムフフ…
『ひみつのコロッケはセーラー服の味ナリ』(第128回)
『キテレツ大百科』全352話の中でも特に珍しい、もはや「R-18」に近い(笑)タイトル。
『ひみつのコロッケ―』はママのセーラー服姿が拝めるということで、某掲示板上では人気の高い回です。みよちゃんが持っていた『制服図鑑』なる本がマニアックだなあと思ったり…(笑)


■Part.06 「???
『お金のなる本!キュリー夫人とにんじん』(第96回)
『ツルの折れない人 この指とまれ!』(第99回)
『ハコダテ、イグアナ、イカソーメン』(第111回)
『保存版!日本全国つぶれそうな店特集?』(第255回)
『日米友好!コブタ対トウモロコシ!?』(第265回)
『(秘)ブタゴリラのアロエビックリ作戦』(第297回)
『ルルル!未知からのメッセージ』(未制作)
タイトルコールをしていた藤田淑子さんが、一体どんなことを思って読んでいたのか気になる(笑)、何が言いたいのかよく分からないタイトル達です。

特にこの中でも目玉は、本作で恒例となっている「ブタゴリラの言い間違い」をそのままタイトルにしてしまった『キュリー夫人とにんじん』でしょう(笑)
『(秘)ブタゴリラのアロエビックリ作戦』も「エアロビクス」の言い間違いです…。

『ハコダテ、イグアナ、イカソーメン』は、名詞をただ3つ並べただけという単純さ。脚本・原画だけで制作中止となってしまった幻の第331回『ルルル!未知からのメッセージ』も、よくよく考えるとおかしなタイトルです。


■Part.07 「メーン
『クマのコロ助 天狗の抜け穴でご対面ーン』(第82回)
『警察不要?土下座ぶとんでゴメーン!』(第145回)
『ベンが初恋?アイドル犬とご対メーン』(第296回)
『居眠り禁止!スカッと一撃 徹夜メーン☆』(第307回)
この記事を作りながら気が付いたのですが、このアニメでは、サブタイトルの最後が「メン」で終わるとき、なぜか「メーン」と伸ばしたがる傾向があるようです。

以上、手抜き企画でした。
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by fujiko-kei | 2009-03-13 20:59 | 雑記