藤子不二雄作品を中心とした、レトロ漫画・アニメに関しての調査・研究・ツッコミがメインです。


by fujiko-kei
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秋田書店・チャンピオンCのバリエーション

今回は秋田書店「少年チャンピオンコミックス」のバリエーションに(少しですが)せまってみようと思います。

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本来『魔太郎がくる!!』の単行本で紹介したいところですが、魔太郎の単行本はあまり持っていないため、今回はサンデーコミックス初期~現在まで40年近く増刷を重ねている、手塚治虫『ザ・クレーター』で紹介します。

で、まずは背表紙の巻数表示
左から緑・黄色・クリーム・赤・希少の青の5種類の存在しています(黄と青は今回参考用にPCで制作したもの/実際に『ザ・クレーター』に存在しているかは不明)。

緑…チャンピオンコミックス刊行当初(S45)~S48年頃まで使用。
魔太郎では1・2巻が存在。
基本的に現在のマークより少し小さめなのですが、一部現在と同じ大きさの「」もあるようです。

黄色…S48年頃に使用。
魔太郎では3~5巻が存在。1・2巻のこのバージョンは存在しない?

クリーム…S48年頃と、昭和50年代の一時期に使用。
魔太郎(初版)では6巻のみ。50年代の増刷で、他の巻もこの仕様で発行された模様。

赤…S49年頃~現在(一部期間を除く)まで使用。
古本屋で見かける魔太郎の殆どはこれ。初版では7~13巻、増刷で赤に統一されました。
また、世に出ている『ブラック商会変奇郎』のすべてはこのバージョン(未確認の青巻数表示を除く)。

青…S55年前後の、ごく一時期に使用。
この仕様で全巻揃えるのは至難の業。魔太郎に青巻数表示のものが存在しているかは未確認です。

また、現在(クリーム巻数表示以降)はボンド製本ですが、それ以前は糸綴じのみ、もしくは糸綴じ+ボンドでの製本(背が割れてバラバラになることがない)となっていました。
『魔太郎』では1~5巻がこの仕様で存在していると思われます(4・5巻は未確認・推測)。
ただし、ボンドだけの製本になった初期のコミックはボンドが薄く、背割れしやすい傾向にあります。b0134245_16104487.jpgb0134245_1610522.jpg

背が固まっているボンド製本とは違い、本を完全に開くことができるので、スキャンする上でも都合がよかったりもします(画像は両方とも『ザ・クレーター』)。

少年チャンピオンコミックス(と、サンデーコミックス)のバリエーションは他にも存在していますが、今回は以上の紹介で終わりとします。
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by fujiko-kei | 2008-04-20 15:50 | バリエーションの世界