藤子不二雄作品を中心とした、レトロ漫画・アニメに関しての調査・研究・ツッコミがメインです。


by fujiko-kei
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ドラえもん・サブタイトル画面の変貌

結局試験中なのに更新しちゃってます…w
今回はアニメ『ドラえもん』から、各話のタイトルが出る画面を並べていきます。

日本テレビ版(1973年)
いわゆる「旧ドラ」なのですが、サブタイトル表示画面は「ドラがポケットからサブタイトルの書かれた紙を取り出す」というアニメになっていたそうです。
現在でいえば「サザエさん」のように、同時に脚本・絵コンテのスタッフも表示されていました。
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↑参考:同じ形態で放送されていた『ジャングル黒べえ』のサブタイトル画面

日テレ版ドラについては当時の制作主任、下崎闊(真佐美ジュン)さんの会員HPに詳しいデータや資料が掲載されています。


パイロットフィルム『勉強べやのつりぼり』(1978年製作)b0134245_21531927.jpg
テレビ朝日版アニメの放送前に製作されたパイロットフィルム。
サブタイトル画面は、「ドラが「おざしきつりぼり」で釣りをしていると、釣れたのはなんとのび太だった」というアニメーション。パイロット版のエピソードを意識したものとなっています。
パイロット版オリジナルのBGMが流れ、のび太(小原乃梨子さん)がタイトルを読み上げています。
このパターンはパイロット版のみでの使用。


テレビ朝日版開始(1979年~1981年)b0134245_21532728.jpg
帯番組時代の最初期のサブタイトル画面は、片手を上げるドラの絵が使用されていましたが、短い期間で次のバージョンへ変更となりました。
使用されていたのは、第1話『ゆめの町ノビタランド』から第15話『一生に一度は百点を』まで、期間に換算すると(帯時代は週6回の放送のため)2週間ほどでした。

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帯番組時代の2代目サブタイトル画面は2種類。どちらも両手を挙げているドラの絵。
背景色が黄色と緑の2色がありますが、絵自体は同じとなっています。どちらかといえば黄色の方がメジャーな気がします。
帯時代のものは、その後のものと比べてサブタイトル表示時のBGMが若干異なっています。

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例外として、'80年放送の『びっくり全百科 ―ドラえもんとドラミちゃん―』では、このような特殊なサブタイトル表示がされされていました。
『びっくり大百科(無印)』の方では通常のタイトル画面なのですが…。


1981年~1992年b0134245_21535611.jpg
30分番組となってしばらく経つと、茶色の背景で振り返って手を挙げるドラのお馴染みの映像にチェンジ。通称「オレンジタイトル」というらしいです…。
11年間という長期に渡って使用されたため、近年でもBパートやスペシャルでの再放送でもよく見かけました。この頃のドラが、作画・脚本共に一番安定していると思います。


1992年~2000年b0134245_2154455.jpg
'92年、主題歌が山野さと子版に変更になると共に、黄緑の背景で「ドラが右のどこでもドアに入ると、左のドアから出てくる」ものに変更。通称「グリーンタイトル」。
ただし、初期の数回だけはバックが黄緑ではなく「緑」だったそうです(未確認)。

このバージョンの放送中に放送がステレオ化されたため、音声に関してはモノラル音声とステレオ音声の2バージョンが存在しています。

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サブタイトルのテロップは基本的に手書きでしたが、一部の回ではワープロ文字が使用された(?)ことも確認されています。
追記:この件につきましてはこちらもご覧ください。


2000年~大山版放送終了(2005年)b0134245_21542349.jpgb0134245_21542967.jpg
大山版末期のタイトル画面は、 ピンク背景でドラがドラ焼き型の風船を膨らませ、飛びつくと風船が破裂するというもの。
放送中に制作スタイルがフィルム制作からデジタル制作へと移行したため、セル制作版(左画像)とデジタル制作版(右画像)の2種が存在しています。この2種類は色味が違うほか、タイトルの文字が手書きかワープロ文字かで容易に判別できます。

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同時期(1980年頃~)のシンエイ動画作品『パーマン』、『怪物くん』などが、放送開始の段階でワープロ文字(?)を使用していたのに対し、『ドラえもん』ではかなり後まで手書き文字が使用されていました。
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by fujiko-kei | 2008-05-17 22:12 | バリエーションの世界