藤子不二雄作品を中心とした、レトロ漫画・アニメに関しての調査・研究・ツッコミがメインです。


by fujiko-kei
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数ある藤子コミックスを紹介していきます。
てんコミ編・第4弾の今回は番外編としまして、てんとう虫コミックススペシャルてんとう虫コミックス ワイドスペシャルをご紹介いたします。
自分の持ち合わせがあまりないため、画像が少ないですがご了承ください。
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第3弾まで『藤子コミックスの入手難易度』というタイトルでご紹介してきましたが、今回から『藤子コミックスいろいろ』にタイトルを変更しました。
統一するために以前の記事でもタイトルを変更しています。

てんとう虫コミックス スペシャル
『ビリ犬』全1巻
『ドラえもん カラー作品集』全6巻
『ドラえもん 巻頭まんが作品集』上/下巻
『デジタルカラー・セレクション ドラえもん』既刊6巻
■岡田康則大長編シリーズ 既刊3巻

てんとう虫コミックス ワイドスペシャル
『ドラえもん傑作選』全1巻
『大長編ドラえもん のび太の恐竜』全1巻
「スペシャル」、「ワイドスペシャル」のブランドで出版されているのはこれだけ。
では、詳しい紹介に移りたいと思います。

てんとう虫コミックス スペシャル
■『ビリ犬』全1巻
入手難易度★★★★☆

『ビリ犬』は普通のてんコミでも出ていますが、本書は'69年『ぼくら』に掲載された、旧『ビリ犬』をオールカラーで収録しています。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…500円~1200円程度
◆新刊全巻…×(全1巻)
◆古書全巻…×(全1巻)

(備考)
1話を除いて、同じ内容をF.F.ランド(F.F.Aランド)版でも読むことができますので、単純に旧『ビリ犬』を読みたいという方は、そちらがオススメ(但しトレス版の白黒印刷ですが)。
アニメ化の際に連載されたリメイク版は1話も収録されていません。

■『ドラえもん カラー作品集』全6巻b0134245_18304275.jpgb0134245_18305385.jpgb0134245_1831926.jpg
入手難易度★☆☆☆☆

『ドラえもん』連載30周年企画の一つ。数多い『ドラえもん』の作品の中から、主に幼年向けに執筆されていた、数頁~10頁程度のカラー作品を、カラーそのままで単行本化したものです。
特に第5巻は「初期作品編」ということで、別バージョンの登場編『未来からきたドラえもん』をはじめ、往年のファンにはたまらない内容でした。
数少ないドラの新刊として続刊が期待されていましたが、第6巻でひとまず完結となってしまいました。幼年向け作品は現在「ぴっかぴかコミックス」の方で刊行が続いています(一部を除いてカラーではありあせんが)。

相場
◆新刊購入…750円(税込)
◆古書購入…300~450円程度
◆新刊全巻…750×6=4500円(税込)
◆古書全巻…???

(備考)
第1巻に関しては、初版と第2刷以降のもので、カバーのレイアウトが若干異なります。
カバーが痛みやすいため、古書購入の際は注意。

■『ドラえもん 巻頭まんが作品集』上/下巻
入手難易度★☆☆☆☆

'03年12月に、藤子F先生の生誕70周年を記念して発売された単行本。
「巻頭まんが」とありますが、これは、てんとう虫コミックス版『ドラえもん』の、各巻1話目の作品ばかりを45巻分収録したものです。
上巻には第1巻~第23巻、下巻には第24巻~第45巻の「第1話」を収録。

相場
◆新刊購入…550円(税込)
◆古書購入…250~350円程度
◆新刊全巻…550円×2=1100円(税込)
◆古書全巻…???

(備考)
新刊で入手可能ですが、てんコミを全巻持っている方には、正直のところ全くといっていいほど必要ありません。意外と古書店でよく見かける本です。

■『デジタルカラー・セレクション ドラえもん』既刊6巻
入手難易度★★☆☆☆

てんコミ版の傑作選ですが、これは白黒の原稿を、デジタル技術で着色したカラー版。
藤子先生の手によるカラー作品というわけではありませんし、てんコミ未収録作品が入っているわけでもありません。
通常、てんコミスペシャルはA5版での発行ですが、本シリーズは大判のA4サイズでの発行。本文は60~70頁程度と薄っぺらな本です。
この宣伝として、当時のコロコロコミック増刊『ドラえもん総集編』に、このデジタルカラー版『台風のフー子』が掲載されたことがありました。

相場
◆新刊購入…580円(税込)
◆古書購入…???
◆新刊全巻…580円×6=3480円(税込)
◆古書全巻…???

(備考)
品薄状態で、店頭でも古書でも入手は比較的困難。大判サイズですので、古書店では絵本コーナーに置かれていることがあります。
完結との告知は出ていませんが、第6巻の発売から3年以上が経っていて、事実上の完結と思われます。

岡田康則大長編シリーズ 既刊3巻
 ■『ドラえもん のび太の恐竜2006DS オリジナルコミック』
 ■『映画ストーリー ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い』
 ■『映画ストーリー ドラえもん のび太の緑の巨人伝』b0134245_18363079.jpgb0134245_18364079.jpgb0134245_18365333.jpg
入手難易度★☆☆☆☆

近年大長編を手がけてきた岡田康則先生によって、ここ数年描かれた長編作品。
最初に出た『のび太の恐竜2006DS オリジナルコミック』のみ、ゲーム『ドラえもん のび太の恐竜2006DS』をコミカライズした作品で、映画『のび太の恐竜2006』との直接の関わりはありませんでしたが、'07年の『新魔界大冒険』以降は映画原作のストーリーとなっています。
藤子プロの大長編といえばファンの間で評判が悪いですが、最近はストーリー/作画共にレベルは上がっていると思います。

相場
◆新刊購入…480円(税込)
◆古書購入…200円~300円程度
◆新刊全巻…480円×3=1440円
◆古書全巻…???円

(備考)
映画原作というよりはタイアップ感が強い単行本ですので、今後ずっと増刷が続くかは微妙です。
本家『大長編ドラえもん』の方は20年以上増刷を重ねていますが、『のび太の恐竜2006DS オリジナルコミック』などはゲームの攻略本も兼ねていますので、ゲームが完全に絶版となれば、こちらも自動的に絶版になってしまいそうです。

てんとう虫コミックス ワイドスペシャル
■『ドラえもん傑作選』全1巻
■『大長編ドラえもん のび太の恐竜』全1巻
入手難易度★★★☆☆

ドラ連載30周年記念の企画として、主に弱視者向けに発売された、ドデカい単行本。
A3サイズ(297mm×420mm)という、かつて無いバカでかい大きさで、当時話題になりました。
『傑作選』の方は、『おばあちゃんのおもいで』、『のび太の結婚前夜』、『帰ってきたドラえもん』等、8本の作品を収録。『のび太の恐竜』の方は、普通のてんコミ版と同内容です。
しかし『傑作選』が1890円、『恐竜』が2940円(いずれも税込)と、比較的高価だったこともあり、さほど売れていないように思えます。

相場
◆新刊購入… 絶版/店頭在庫のみ
◆古書購入…1800円~5000円程度
◆新刊全巻…各・全1巻
◆古書全巻…×(各・全1巻)

(備考)
その大きさ故、輸送/販売段階でどうしても痛んでしまうため、完全な美本の入手はかなり難しいと思われます。
『傑作選』に収録されている『おばあちゃんのおもいで』は、『藤子不二雄自薦集』/『藤子・F・不二雄自薦集』収録の描き足しバージョン。
発行から10年近く経ち、現在のところ絶版/品切れ状態のようですが、大規模書店の棚の一番上などに、まだ新刊在庫が残っていることもあります。

次回、「てんとう虫コミックスアニメ版」編に続く。
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by fujiko-kei | 2008-09-19 21:41 | お役立ち
前々回前回とお送りしてきた入手難易度シリーズ。
暫く中断していましたが、第3回・その他/F先生じゃない作品編を公開いたします。
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■『ドラえもん百科』全2巻(作/方倉陽二)
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入手難易度★★★☆☆

一定年齢以上のドラファンにはお馴染みの『ドラえもん百科』。
創刊まもない『コロコロコミック』に連載され、コロタン文庫『ドラえもん全百科』シリーズと共に、80年代のドラえもん好きには欠かせない本でした。
「百科」とありますが、一部を除いて、あくまで「公式設定」といえるものではありません。ですが、かつてテレビ朝日で放送されていた帯番組『パオパオチャンネル』内での『ドラえもん博士大賞』のクイズでは、この本からも多数出題されていました。
方倉先生描く、劇画風や少女漫画風のドラもいい味を出しています。。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…100円~400円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…600円~2000円程度

(備考)
当時の子供達が熱心に読んでいたためか、古書店に出回るのはボロが殆どで、美本はあまり見かけません。また、一応'90年代まで増刷は続いていて、原作者名が「藤子・F・不二雄」のものも存在しています。
単行本化はされていませんが、『怪物くん百科』という作品も、アシスタントのさいとうはるお先生によって『コロコロコミック』に連載されていました。

■『藤子不二雄物語 ハムサラダくん』全2巻(作/吉田忠)b0134245_17561091.jpgb0134245_17562387.jpg
入手難易度★★★★☆

当時藤子先生のアシスタントだった吉田忠さんが『コロコロコミック』に連載した作品。
タイトルの通り藤子両先生の成長を描く、『まんが道』の対象年齢を少し下げたような感じです。ハムくんはF先生、サラダくんはA先生がモデル。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…500円~900円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…800円~2500円程度

(備考)
てんコミは全2巻で完結していますが、かなり収録漏れ作品が存在しています。ただし、現在は完全版全2巻が発売されているため全作品を読むことができ、てんコミ版の相場も少し下がっています。

■『ドラえもんの発明教室』全2巻(作/しのだひでお)b0134245_15461271.jpg
入手難易度★★★☆☆

藤子先生の古くからのアシスタント、しのだひでお先生の作品。もともとは学年雑誌に連載されていたもので、「スポーツ」、「勉強」等のテーマに沿って読者から送られてきた珍発明を、漫画にして紹介するというもの。発案者の名前も載ります。
他で例えるなら、『コロコロコミック』の読者コーナー『コロコロバカデミー』(昔であれば『コロコロFC』)のような存在でした。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…100円~250円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…500円~800円程度

(備考)
『ドラ』本編とは基本的に繋がりはないため、個人的にはあまり面白いとは思いません。
そのためか、古書店(特に漫画専門店)での相場も総じて安め。

■『新キテレツ大百科』全6巻(作/田中道明)b0134245_17352680.jpg
入手難易度★★☆☆☆

『キテレツ』がアニメ化された際に小学館の学年誌と『コロコロコミック』に掲載された作品。
アニメ版に忠実に描かれていますので、「キテレツの漫画」といえばこちらを思いつく方も多いかもしれません。原作で出番が殆ど無かったトンガリや、アニメ版オリジナルキャラクターのブタゴリラの家族なども登場しています。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…150円~250円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…1200円~2500円程度

(備考)
雑誌掲載時のタイトルは単に『キテレツ大百科』でしたが、単行本化の際に、F先生の原作と区別するために「」の文字が付きました。主に『コロコロコミック』に掲載されていましたので「てんとう虫コロコロコミックス」ブランド。
なぜかブックオフでやたらとよく見かける本です。

■『ドラえもんゲームコミック ザ☆ドラえもんズ』全6巻(作/田中道明)
入手難易度★★☆☆☆

この作品に関しては、予備知識が全くありませんので、あまり詳細な解説はできません。
m(_ _)m
ザ・ドラえもんズ(ドラドラ7)を主人公に、『コロコロコミック』、学年誌に掲載された作品。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…100円~250円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…900円~1800円程度

(備考)
特になし。

■『ドラベース ドラえもん超野球外伝』既刊15巻(作/むぎわらしんたろう)b0134245_17485861.jpg
入手難易度★☆☆☆☆

'99年に、『ぼく!ミニドラえもん』と『最新ドラえもんひみつ百科』が終了し、「背表紙」と大長編を除いて『コロコロ』からドラが全く消えた時期が1年程ありました。そんな中、久々に『コロコロ』誌上に登場したドラ作品です。
江戸川ドラーズのクロえもんを主人公に、ネコ型ロボットたちが22世紀で繰り広げる野球漫画で、子供達の支持も集めて現在は連載9年目、『コロコロ』の代表作品でもあります。

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~200円程度
◆新刊全巻…410円×既刊15巻=6150円(税込)
◆古書全巻…???

(備考)
本作より、藤子先生の元アシスタント・萩原伸一先生は「むぎわらしんたろう」名義で活動をされています。
元々「てんとう虫コロコロコミックス」として発売されていましたが、'06年から「てんとう虫コロドラゴンコミックス」ブランドが誕生し、当時発売中だったコミックスもそちらに引き継がれましたので、本作も途中の巻以降の新刊、また増刷分はそちらに移行しました。
むぎわら先生は、『コロコロイチバン!』で『つるぜ!カメスケくん』も連載中。

■『ミニドラにおまかせ!』全1巻(作/岡田康則)b0134245_18282961.jpg
入手難易度★☆☆☆☆

最近創刊した雑誌『コロコロイチバン!』に掲載された作品。作画は、ここ数年の『大長編ドラえもん』シリーズを手がけている岡田康則先生です。
内容に関しては、のび太というよりも、どちらかといえばミニドラが毎回問題を起こす…というストーリーで、以前『コロコロコミック』に掲載されていた『ぼく!ミニドラえもん』に似た感じです。
作品の完成度も高く、原作『ドラえもん』には一番近いと思います。

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~250円程度
◆新刊全巻…×(全1巻)
◆古書全巻…×(全1巻)

(備考)
最近発売されたばかりの作品のため、「てんとう虫コロコロドラゴンコミックス」ブランドでの発売。

■『ドラえもん』第44.5巻 特別編『ガラパ星から来た男』完全版b0134245_1461465.jpg
入手難易度★★★★★

てんコミドラの中で一番の入手困難さを誇るのが、実はこの本。
『コロコロコミック』'94年9月号の別冊付録なのですが、一応てんコミ装丁で発行されていますのでここに分類します。
中編『ガラパ星から来た男』は元々『小学三年生』、『小学四年生』、『小学五年生』の'94年7月号~9月号に同時掲載された作品なのですが、その3ヶ月分を纏めた形で『コロコロコミック』の付録として「44.5巻」は発行されました。
当時は44巻までの刊行でしたので、一応の「最新刊」でした。巻末には、普通のてんコミと同じく「第44.5巻終わり 第45巻につづく」と表記されているこだわりもあります。
ですが、結局『ガラパ星から来た男』は加筆された上で第45巻に収録。単に作品を読みたいだけでしたら、あまりこの本の意味はありません。。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…3000円~9000円程度
◆新刊全巻…×(全1巻)
◆古書全巻…×(全1巻)

(備考)
専門店以外で入手するのは至難の業。
まんだらけ等の専門店で『ドラ』全巻を買うと、オマケで本書が含まれていたりすることもあります。

■『未収録作品スペシャル ドラえもん』全25巻+別巻『マンガワークブック』
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入手難易度★☆☆☆☆
単体で入手★★★★☆

'04年から隔週刊で1年間、全25巻が発売された雑誌『ぼく、ドラえもん。』。この雑誌の一番の目玉は、ズバリ「毎号付録に(てんコミ)未収録作品がついてくる」ということで、毎号てんコミ風装丁の小冊子が付録に付いていました。
それを読むために管理人は毎月2回、650円という大金を雑誌に投じていたのでした…。
しかし、かつての藤子不二雄ランドと被っている作品が多数あり、挙げ句の果てには『ぼくドラ』刊行後に発売された『ドラえもん+』に大半の作品が収録されてしまい、何のために全号買ったんだか…。このシリーズでしか読めない作品もいくつかはありますので、全くの無駄となったわけではありませんが。
未収録作品の中でも人気の高かった『45年後…』を初めて収録したのも魅力的でした。

相場
◆新刊購入…650円(税込/創刊号のみ500円)
◆古書購入…???
◆新刊全巻…創刊号500円+650円×24号=16100円(税込)
◆古書全巻…???
注:新刊価格は雑誌『ぼく、ドラえもん』としての価格です。

(備考)
付録のみをバラで入手するのはほぼ不可能。『ぼくドラ』全号を新刊/中古で買うしかありません。新刊はまだ在庫が残っているようですが、刊行から約4年経っていますので購入はお早めに。創刊号は発売後すぐに売り切れたため急遽再版がかかりました。本誌は初版と2版で微妙に違います。
刊行中に「第1回」と「最終回」を全て収録するという企画もありましたが、結局没になってしまいました(もしかして原稿紛失?)。
これにて『てんとう虫コミックス別コロ版』、『てんとう虫コロコロコミックス』および『てんとう虫コロコロドラゴンコミックス』を含んだ『てんとう虫コミックス』ブランドの刊行作品の解説を終了します。

第4回、てんコミスペシャル編に続く。
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by fujiko-kei | 2008-09-01 19:19 | お役立ち
前回の続きで、藤子不二雄単行本の現在の状況・相場などを載せていく企画。
てんコミ編・第2回です。
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それでは行ってみましょう!
■『怪物くん』全13巻b0134245_1192992.jpgb0134245_17365820.jpgb0134245_17371016.jpg
入手難易度(1巻~9巻)★★☆☆☆
入手難易度(10巻以降)★★★☆☆

ここまで来てやっと安孫子作品の登場。A作品はタイトル数より巻数が多い感じです。
このタイトルも、近年F.F.Aランドが復刊されるまでは『怪物くん』の定本といった存在で、今でもその存在感は薄れていません。
'65年から『少年キング』・『少年画報』に連載されていたものと、'80年代に『コロコロコミック』等で連載されたリメイク版が混ざって収録されています。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~800円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…3000円~6000円程度

備考
1ケタ台の巻は普通に古書店で見かけることが多いですが、10巻以降は中々見受けられません。どうせなら全巻一括での購入がおすすめ。

■『忍者ハットリくん』全16巻
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入手難易度(1~9巻)★★☆☆☆
入手難易度(10~13巻)★★★☆☆
入手難易度(14巻以降)★★★★☆

『忍者ハットリくん』は昭和39年に雑誌『少年』に連載されてものと、その後'80年代にリメイクされて『コロコロコミック』等に連載されたものとの大きく2つに分類されます。藤子不二雄ランドでは『新編集忍者ハットリくん(『少年』掲載分)』と『新忍者ハットリくん(リメイク版)』に分かれて収録されていますが、こちらは新旧ゴチャ混ぜでの収録。

細かいですが、『少年』掲載分で一部F.F.ランド版で書き換え・描き換えをされている箇所も、てんコミでは修正前のまま読むことができます(秋田サンデーコミックスでも読めますが、こちらは高価)。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~600円、800円~2500円(第13巻)、800円~1500円程度(14巻~)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…3000円~6000円程度
◆古書全巻初版…6000円~10000円程度

備考
典型的な『巻数が増すごとに発行部数も少なく、後に出回りにくい法則』により、最後の方の巻はバラではかなり入手困難。殆ど初版絶版に近い形と思われます。
また第13巻には、この本でしか読めない映画原作『忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ』と『忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵』が収録されており、今後復刻される可能性も低いためにプレミア価格が付いていることがあります。

■『大長編ドラえもん』全24巻
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入手難易度★☆☆☆☆

'80年『のび太の恐竜』から毎年公開されていた「映画ドラえもん」作品の、'04年『のび太のワンニャン時空伝』までの原作コミックスです。
実際に藤本先生によって描かれ「藤子・F・不二雄(古いものでは藤子不二雄)」名義なのは第17巻『のび太のねじ巻き都市冒険記』までで、藤本先生が亡くなられた次の年の第18巻『のび太の南海大冒険』以降は「藤子・F・不二雄プロ」名義での出版となっています(17巻も実質殆どが藤子プロによる絵)。
'89年公開『のび太のパラレル西遊記』の原作本は無いのでご注意。

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~250円
◆新刊全巻…410円×24=9840円
◆古書全巻…2000円~5000円程度(?)

備考
大長編の全巻セットはあまり見かけません。
また以前は普通の「てんとう虫マーク」で出版されていましたが、9巻『のび太の日本誕生』発行の際に、新しく確立された「(てんとう虫コミックスブランド内の)てんとう虫コロコロコミックス」シリーズに編入された(これ以降『コロコロコミック』掲載作品はこのブランドで出版される)ため、それ以降の出版・増刷のものは『コロドラゴンマーク』に変更されました。
『藤子・F・不二雄プロ』名義でのメインの作者は、第17巻の大部分~20巻は萩原伸一(むぎわらしんたろう)先生、第21巻~24巻が岡田康則先生。
一部の巻で、'80年代末頃からカバーの色調が大幅に変わっているものがあります(『海底鬼岩城』、『魔界大冒険』など)。

■『藤子不二雄少年SF短編集』全3巻b0134245_1161793.jpgb0134245_1163095.jpgb0134245_1164253.jpg
入手難易度★★☆☆☆

朝日ソノラマが出していた雑誌『マンガ少年』に掲載されていた作品の内、同じくソノラマから出た『藤子不二雄SF短編集 宇宙人』と『藤子不二雄SF短編集 創世日記』に未収録だったもの+@を収録した単行本です。
しかし収録内容の都合から、ハッキリ言ってしまえば中央公論社『愛蔵版SF全短篇』、もしくは小学館『SF短編PERFECT版』を持っている人には全くの無駄ともいえる3冊(コロコロ文庫は尚のこと)ですが、コミックスとしての雰囲気は抜群ですので買う価値あり。
また、数少ない『てんとう虫コミックス別コロ版』ブランドでの出版でもありました。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~350円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…800円~1500円程度

備考
コンビ解消後の「藤子不二雄F」、「藤子・F・不二雄」名義の増刷分もありますが、タイトル『藤子不二雄少年SF―』の名前は変わっていません。
当時のSFファン(?)が大事に取っていたのか、新品同様のものが多く見受けられます。

■『新プロゴルファー猿』全11巻。b0134245_1927582.jpgb0134245_19271937.jpg
入手難易度(1巻~10巻)★★☆☆☆
入手難易度(11巻)★★★★☆

日本初の本格ゴルフ漫画『プロゴルファー猿』の内、コロコロコミック・別冊コロコロコミックに掲載分をまとめたもの。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~500円、1000円~1800円程度(第11巻)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…2000円~5000円程度

備考
この作品も『巻数が増す―(以下略)法則』によって最終巻に近付くほど入手困難になっており、かといって全巻揃いのセットは異様に価格が高い場合があります。単に読みたいだけなら、中公文庫かF.F.Aランドを買う方がいいかと思われます(若干未収録がありますが)。
『少年SF短編集』と同じく、これも「てんとう虫コミックス別コロ版」ブランドでの出版。

■『エスパー魔美』全9巻b0134245_19522625.jpgb0134245_232452.jpgb0134245_1152470.jpg
入手難易度★★☆☆☆

『マンガくん(→誌名変更/少年ビッグコミック)』に掲載された『エスパー魔美』ですが、'87年のTVアニメ化の際にてんとう虫コミックスに移籍してきました。本を並べたときに栄える、背表紙の黄色の色づかいや、カバーにアニメ版の版権絵が使われている点も魅力的。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~400円
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…2500円~4000円程度

備考
アニメ放送時、売れに売れたタイトルですので古書店でも普通に見かけます。
マンガくんコミックス版と少年ビッグコミックス版は、どちらでも全9巻が揃えることができない事情があり、「俺は1つのブランドで揃えたいんだ!」と言う方にはてんとう虫版が価格も安くオススメ。
ちなみにコンビニ本以外、『魔美』はどの単行本も完全収録です。

■『ビリ犬』全1巻
入手難易度★★★☆☆

『ビリ犬』には、'69年に雑誌『ぼくら』に掲載された『ビリ犬』、'88~89年に『コロコロコミック』に掲載された『ビリ犬(リメイク版)』、『ビリ犬なんでも商会』の3作品が存在します。この単行本は『コロコロコミック』に掲載された『ビリ犬』(+『ビリ犬なんでも商会』が少し)をまとめたもの。
発行期間が短かったため、てんコミ藤子作品の中でも影が薄く希少な作品。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…800円~2000円
◆新刊全巻…×(全1巻)
◆古書全巻…×(全1巻)

備考
『てんとう虫コロコロコミックス』ブランドで出版。その少し前には『てんとう虫コミックススペシャル』でも本作は出版されています。収録作品の一部は、最近出版された『ぴっかぴかコミックス』にて読むことが可能。

■『新装版 パーマン』全7巻
入手難易度★☆☆☆☆

2003年の映画『Pa-Pa-Paザ★ムービー パーマン』公開の際に出版された新装版の『パーマン』。当時、『パーマン』はコロコロ文庫版のみが出版されている状況でしたが、『新装版』は映画公開直前だったかに急に出版された記憶があります。
収録作品は『旧装版』の最終増刷版(→コロコロ文庫版)をベースにしているため、昔の『旧装版』に収録されていた『怪獣さがし』、『くるわせ屋』は当然のごとく未収録。

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~200円程度
◆新刊全巻…410円×7=2870円
◆古書全巻…1400円~2000円程度

備考
古書店では稀に『旧装版』と混ざってセットで売られていることも…。

■『ドラえもん+』全5巻b0134245_18223690.jpgb0134245_18225854.jpgb0134245_18231023.jpg
入手難易度★☆☆☆☆

刊行がストップした第45巻以降、約10年ぶりに出版されたドラの新刊。
当時刊行されていた雑誌『ぼく、ドラえもん』の付録に収録されていた作品を中心に、てんコミ未収録作品をまとめたものです。未収録作品の中でも特に人気の高かった『45年後…』も、ここで単行本に初収録されました。
しかしこの単行本によって、てんコミ『第46巻』以降が発売される可能性は、ゼロになってしまいました。

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~250円程度
◆新刊全巻…410円×5=2050円
◆古書全巻…1000~1500円程度

備考
発売が最近であるため、古書店等での流通は少なめ。藤子不二雄ランド版と被る作品がかなりあります。

てんとう虫編その3 その他/F先生じゃない作品編に続く。

では次回。
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by fujiko-kei | 2008-07-21 10:36 | お役立ち
いろいろな媒体で出版されている、藤子不二雄作品の単行本の解説と現在の市場価格をまとめてみよう…という無謀なコーナーです。
藤子作品の相場等を調べておられたサイト様が以前ありましたが、更新停止・閉鎖等で見られなくなったり、F.F.Aランドの刊行等で情報が古くなっているところも多くなっていたので、『最新版』を作ってみます。
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第1弾は、藤子作品の定本ともなっているてんとう虫コミックスを特集してみます。
てんとう虫コミックスブランドで出版されている藤子不二雄(と、その関連)作品は以下の通り。
藤子不二雄作品
A作品… F作品… 合作作品… その他…■
『ドラえもん』全45巻
『新オバケのQ太郎』全4巻
『オバケのQ太郎(傑作選)』全6巻
『キテレツ大百科』全3巻
『ウメ星デンカ』全3巻
『21エモン』全4巻
『みきおとミキオ』全1巻
『パーマン』全7巻
『バケルくん』全2巻
『怪物くん』全13巻
『忍者ハットリくん』全16巻
『大長編ドラえもん』全24巻
『藤子不二雄少年SF短編集』全3巻
『新プロゴルファー猿』全11巻
『エスパー魔美』全9巻
『ビリ犬』全1巻
『新装版 パーマン』全7巻
『ドラえもん+』全5巻

その他・関連作品など
■『ドラえもん百科』全2巻
■『藤子不二雄物語 ハムサラダくん』全2巻
■『ドラえもんの発明教室』全2巻
■『新キテレツ大百科』全6巻
■『ドラえもんゲームコミック ザ☆ドラえもんズ』全6巻
『ドラえもん』第44.5巻
■『ドラベース ドラえもん超野球外伝』既刊14巻(刊行中)
■『ミニドラにおまかせ!』全1巻
『未収録作品スペシャル ドラえもん』全25巻+別巻
以下、各コミックの解説等です。
本の画像に関しては、自分が所有しているものはそれから、そうでないものは当時の既刊紹介等から掲載しました。
相場価格については管理人が古書店、まんだらけ図録、ネットオークション等で見たものを参考にしています。そこまで信憑性があるわけではありませんので、あくまで参考程度としていきたいと思います。

■『ドラえもん』全45巻b0134245_1281874.jpg
入手難易度★☆☆☆☆
ご存じ『ドラえもん』。どこの書店にも新刊で売っていますし、流通量が非常に多いので古書店でも普通に見かけます。
発行時期の長さ故に微妙な装丁違いがありますが、ここでは省かせていただきます。ただ8巻・9巻に関しては大きな違いとして、初期に発行された、表紙イラストのバックがピンクの旧装丁版と、その後発行のグラデーションになっている新装丁版が存在しています。
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※9巻は、少なくとも'76年5月の第7版では新装丁になっているようです。
(8・9巻旧装丁版の画像はYahoo!オークションより転載しました。)

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~250円程度
◆新刊全巻…410円×45巻=18450円
◆古書全巻…数千円~12000円程度
◆古書・全巻初版揃…十数万円~数十万円

備考
美本が欲しいなら素直に新刊購入した方がオススメだと思います。ただし現在販売されているものでは、初期巻を中心に本文のかなりの箇所で書き換え、もしくは描き換えがなされています。この書き換え行われたのは主に'89年~'90年頃ですので、元の版が見たい方はそれ以前のものを購入しましょう。
初版揃いは状態の差で価格にかなり変動あり。

■『新オバケのQ太郎』全4巻
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入手難易度★★★★☆
今やすっかり『封印作品』として定着してしまったQちゃん。『新オバQ』はずっと藤子不二雄名義で出版されていましたが、今は基本的にF作品に分類されています。
てんとう虫コミックスでは、さりげに『(旧)オバケのQ太郎』より先に出版。

表紙・イラストのバックが各巻で異なる旧装丁のもの(左画像)と、アニメ第3作放送の際にバックがピンクに統一されロゴマークも変更された新装丁のもの(右画像)、旧装丁版+ロゴマークだけ新しい「中間バージョン」の3種類が存在しますが、相場に特に差はありません。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…800円~2000円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…2000円~8000円程度

備考
一般人の目には区別が殆どつかないため、古書で出回っている全巻セットでは、かなりの割合で旧装丁と新装丁のものが混ざって売られています。また、意外とバラで古書店に並ぶことも多いです。ブックオフの105円コーナーに並んでたりも…。

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去年('07)には雑誌『熱血!!コロコロ伝説』第1号の付録として『新オバケのQ太郎』第1巻が奇跡的に復刻されましたが、こちらは旧装丁版をベースとしています。

■『オバケのQ太郎(傑作選)』全6巻
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入手難易度★★★★☆
こちらは『新』より更に復刻が難しくなった旧『オバケのQ太郎』。
発行時期の長さからかなりの数が発行されたはずですが、最近「オバQ=貴重」という概念が広まったせいか、一般の古書店では殆ど見かけなくなりました。

この本自体の増刷は'80年代末頃まで続き、90年代半ばまで既刊紹介等にも「オバケのQ太郎 全6巻」と表記されていましたが、問題作『国際オバケ連合』が収録されていた第5巻は事実上の絶版・品切状態で新刊購入は難しかったようです。
装丁に関しては1985年のテレビアニメ第3作放送以前に発行された旧装丁版と、その後の新装丁版(画像)がありますが、圧倒的に旧装丁版が人気で、復刊ドットコムにもこんなページが。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…800円~2500円(旧装丁)、700円~1500円程度(新装丁)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…4000円~12000円(旧装丁)、2500円~7000円程度(新装丁)

備考
独特の雰囲気を醸し出している旧装丁版は人気が高いため価格が上がっています。新装丁は発行部数こそ少なめですが、入手するにはこちらの方が楽かもれません。
また、漫画喫茶にひっそりと全巻置かれていたりもしますので注目。

■『キテレツ大百科』全3巻b0134245_1073390.jpg
入手難易度★★☆☆☆
原作よりもアニメの知名度が高い作品。
アニメ化の際に大増刷されたせいか出回っている数も多く、てんとう虫Cの絶版藤子本の中でも安めの部類、古書店でも普通に見かけます。…逆に存在感があまりありません(失礼)
てんコミではコロコロ文庫より1話多く読めます(2巻『地震の作り方』が文庫未収録)。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…100円~350円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…700円~1800円程度

備考
全巻セットで2000円は高め。
ほんの6、7年前までは、大手書店の在庫などで新刊購入ができたりもしました。

■『ウメ星デンカ』全3巻b0134245_1075597.jpgb0134245_1013568.jpgb0134245_10142722.jpg
入手難易度★★★☆☆

モノクロ版藤子アニメの最終作でもある『ウメ星デンカ』。
作品の知名度の低さであまり流通量が多くないのか、価格は少々高めで出回っています。
'96年の映画『ウメ星デンカ 宇宙の果てからパンパロパン!』公開時の最終増刷で装丁が変更(中央・右画像)されましたが、流通量の割には新装丁の方が安価に出回っています。 旧装丁版と新装丁版では、第3巻に全く異なる最終回が収録。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…300円~800円(旧装丁)、200円~450円程度(新装丁)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…1000円~3000円(旧装丁)、1000円~1500円程度(新装丁)

備考
コロコロ文庫も出ていますが、なぜか多作品と比べて『デンカ』だけイマイチ影が薄く、品薄・品切状態になっていることも多いです…。文庫では『こじき王子』(てんコミ2巻収録)が削除されているため、てんコミの方が1話多く読めます。

■『21エモン』全4巻
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入手難易度★★☆☆☆

藤子先生としては珍しい、スペース・ギャグ(?)作品。
コミックスでは最初に出た旧装丁版と、'81年の映画『21エモン 宇宙へいらっしゃい!』公開以降の新装丁のものがありますが、相場価格に目立った差はありません。
旧装丁3巻背表紙のてんとう虫マークは、なぜか変なものになっています。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~350円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…1200円~2000円程度

備考
コロコロ文庫版と収録作品が全く同じため、てんコミ版はあまり重要視されません。
'91年のアニメ化、'92年の映画『21エモン 宇宙いけ!裸足のプリンセス』公開時に増刷がかかったためか、新装丁版の美本がよく見かけられます。

■『みきおとミキオ』全1巻b0134245_1033817.jpg
入手難易度★★★☆☆

藤子作品としては短命に終わってしまったものです。
他作品で『ドラえもん』『パーマン』に当たるようなキャラクターが登場しないのも本作の特徴でした。てんコミ版では『第1巻』とありますが、結局2巻以降は出版されず。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…600円~2000円程度
◆新刊全巻…×(全1巻)
◆古書全巻…×(全1巻)

備考
2006年にコロコロ文庫が出るまで、『ミキオ』はF.F.ランド(これは高価)以外でこの本でしか読むことができなかったため、てんコミ藤子本の中では高めのお値段でした。コロコロ文庫化で最近は値崩れしつつあります。収録作品数ではコロコロ文庫の方が1話多く、原稿紛失でどの単行本にも未収録となっている3話も紹介されています。

■『パーマン』全7巻
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入手難易度★★☆☆☆

F先生の代表作のひとつである本作はアニメ化で発行部数がかなり多いため、一般の古書店等でもよく見かけます。
コミックス1巻~3巻までは『ウメ星デンカ(旧装丁)』、『バケルくん』のような濃いレイアウト(笑)で発行されていましたが、2度目のアニメ化の際に4巻以降はシンプルなスタイルの装丁で出版され、1~3巻もそれに統一されました。
てんコミではコロコロ文庫より2話(『怪獣さがし』と『くるわせ屋』という作品)多く読むことができますが、'95年の最終増刷のものでは2話が差別問題で削除されてしまい、コロコロ文庫と同内容。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…300円~900円(旧装丁)、150円~600円程度(新装丁)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…2500円~6000円(旧装丁+新装丁)、1500円~5000円程度(新装丁のみ)

備考
全巻セットは店によって価格の差が激しくなっていますが、流通が多いのでバラで集めるのも難しいことではありません。

■『バケルくん』全2巻
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入手難易度★★★★☆

『ドラえもん』第9巻収録『ぼく、桃太郎のなんなのさ』でも有名な、『バケルくん』。
価格についてですが、知名度の低さ(→発行部数の少なさ)と、『ジャングル黒べえ』収録の事情により、他の単行本より市場価格は高め。
大半の人が2巻一緒に購入→保管しているためか、あまりバラで出ることはありません。
2巻についてですが、大半のものには『ジャングル黒べえ』が収録されていて、このせいでプレミア価格が付くことが多くなっています。'90年の最終増刷版には代わりに『新バケルくん』が収録されているのですが、これまた希少なためどちらにしても専門店では高価になってしまっている不遇な単行本。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…500円~1200円(1巻)、800円~2500円(2巻)、1500円~5000円程度(新2巻)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…1800円~4000円(1巻+旧2巻)、5000円~6000円程度(1巻+新2巻)

備考
2005年より「ぴっかぴかコミックス」にて復活し、てんコミ収録作品の大半はこちらでも読むことができます。てんコミ版第1話の冒頭は刊行時に描き変えられたものであるため、初出カラー原稿を忠実に出版している「ぴかコミ」版は別仕様になっています。

てんとう虫編・その2に続く

参考サイト
藤子不二雄atRANDOM様(閉鎖)
藤子不二雄全集
藤子不二雄GALLERY
Wikipedia
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by fujiko-kei | 2008-07-12 19:07 | お役立ち
ここ5、6年で急激に市民権を得た、いわゆるコンビニ本。本自体が300円程度と安価でカバーもありませんし、古書店では100円・50円均一の棚に並んでいるもの見かけるため、雑誌程度に軽く見てしまいがちです…。
が、そんな中にもファンにとっては「お宝」が存在している場合もあったりするのです…。

今回は未収録作品を出来るだけ安く読むため、藤子作品での未収録・お宝作品が入っているコンビニ本を並べてみましたので、古書店を訪れる際にはお役立てください。

まあこのブログを見るような人は、既に揃えられておられるのかもしれませんが…。


My First BIG
『ドラえもん 思いっきり大爆笑!!編』(第1巻)
■『ドラえもん誕生』を読みたい人向けb0134245_12154745.jpg
『ドラえもん誕生』は1978年に『コロコロコミックデラックス ドラえもん・藤子不二雄の世界』のために描き下ろされた短編で、藤本先生自身が、何もない新連載の宣伝から『ドラえもん』を思いつくまでのエピソードを描いた作品です。
しかし『ドラえもん』の部類にも『SF短編』の部類にも入らない微妙な位置の作品であるため、なかなか単行本になる機会がありませんでした。
コンビニ版『ドラえもん』刊行記念に、この本に特別収録されています。

最近では雑誌『ぼく、ドラえもん』の付録第25巻に収録されましたので、この本のありがたみも少し薄れてしまいました。


My First BIG
『パーマン パーマン永遠なれ!!』(第3巻)
■『パーマン』をてんとう虫コミックス・コロコロ文庫でお持ちの方向けb0134245_11472639.jpg
小学館発行のコミックスでは黙殺されている『パーマン5号』登場エピソードですが、映画『Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン』公開記念に発売されたこの本には、特別企画としててんとう虫版・コロコロ文庫未収録作品『パーマン5号誕生』が収録されています。
これにより、少しは人々に『パーマン5号』の存在が認知されるようになりました。


My First BIG
『藤子・F・不二雄短編集 エイリアン編』(第2巻)
『藤子・F・不二雄短編集 スーパーパワー編』(第5巻)
『藤子・F・不二雄短編集 宇宙人って何?編』(第7巻)
『藤子・F・不二雄短編集 ある日、悪夢が…編』(第8巻)
『藤子・F・不二雄短編集 ちょっとそこまで大冒険へ!?』(第12巻)
『藤子・F・不二雄短編集 夢は実現した!?』(第13巻)
■『愛蔵版SF短編集』全3巻をお持ちの方向け

1987年から刊行された『愛蔵版SF全短篇』は『全短篇』を謳いつつも、収録漏れの作品が数作存在しています(ただし『異人アンドロ氏』のみ愛蔵版刊行後に発表)。
コンビニ本『藤子・F・不二雄短編集』は、2000年刊行『藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版』(こちらは、いわゆる『SF短編』を完全収録)をベースにしているため、愛蔵版未収録作品をいくつか読むことができます。

愛蔵版未収録作品は、第2巻に『異人アンドロ氏』、5巻には『カイケツ小池さん』、7巻には『ボクラ共和国』8巻には『アチタが見える』、12巻には『ぼくのオキちゃん』と『ベソとこたつと宇宙船』、13巻には『スーパーさん』が収録されています。


ChukoコミックLite
『ブラックユーモア短編集 ぶきみな5週間』(第1巻)
■『愛蔵版ブラックユーモア短編集』第2巻の初版をお持ちの方向け
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ご存じの方も多いかと思われますが、『愛蔵版ブラックユーモア短編集 ぶきみな5週間』の初版に収録されていたエピソード『ぶきみな5週間 第1週 毛の生えた楽器』は、差別問題のため再版から別の短編『禁じられた遊び』の短縮版(※後述)に差し替えが行われました。
この本では初版に収録されていない『禁じられた遊び』を読むことができます。

※『禁じられた遊び』短縮版について
『禁じられた遊び』は元々『ぶきみな五週間』シリーズとは全く関係のないエピソードなのですが、エピソード差し替えの際に頁数を合わせるため(『ぶきみな5週間』シリーズは各10頁)、エピソードの一部をカットして無理矢理収録されました(『禁じられた遊び』を読んで妙に話のテンポが変に感じるのはこのため)。
ちなみに元のバージョンは1977年奇想天外社発行『ヒゲ男』で読むことができるそうです。読むことができました。


ChukoコミックLite
『ブラックユーモア短編集 番外社員』(第4巻)
■『愛蔵版ブラックユーモア短編集』を1・2巻のみお持ちの方向け
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『愛蔵版ブラックユーモア短編集』は1988年に刊行が開始されましたが、第3巻『戯れ男』だけは1994年に、他の2冊より大幅に遅れて発行されたため、3巻をお持ちでない方も多いかと思われます(ウチがそうです)。
第3巻にはシリーズもの『戯れ男』、『戯れ師』、『番外社員』が収録されていましたが、その中で『番外社員』シリーズだけは、この本で読むことができます。


マンサンQコミックス
『帰ッテキタせぇるすまん』(第1巻)、もしくは『帰ッテキタせぇるすまんSpecial』
■何らかの形で1969年版『笑ゥせぇるすまん』(『黒ィせぇるすまん』)をお持ちの方向け
(愛蔵版・コミックスーリ・中公文庫など)
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1969年から『漫画サンデー』に連載された『笑ゥせぇるすまん』の第1シリーズ、『黒ィせぇるすまん』(現在の単行本ではリメイク版『笑ゥせぇるすまん』と統合)には、発行されているどの単行本にも未収録となっている作品が3作存在しています(恐らく原稿紛失のため)。
その3作は、『怪物貸します』、『贋作屋』、『日本外国旅行』という作品で、1999年発行 『帰ッテキタせぇるすまん』に特別収録され(この本は高価)、それをベースにしたコンビニ本にも収録されました。
コンビニ本は、初めに出た『帰ッテキタせぇるすまん』(無印、『世界一周編』の全2巻)と『帰ッテキタせぇるすまんSpecial』(2冊を合本したもの)の2種類が存在しています。


アイランド・コミックスPrimo
『T・Pぼん』第3巻・第5巻
■『T・Pぼん』を藤子不二雄ランド・愛蔵版・中公文庫でお持ちの方向け
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『完全版』というイメージのある、F.F.ランドをはじめとする中央公論社発行の単行本ですが、『T・Pぼん』の場合は「F.F.ランド以外のコミックの方が収録作品が多い」という事象が生じています。
詳しく言うと、「潮出版社発行の『希望コミックス』版の方がF.F.ランドより収録作品が多い」ということです。
コンビニ本で出版された『T・Pぼん』では、この希望コミックス版をベースとしていますので、中公版の未収録作品がいくつか収録されています。
未収録作品は第3巻に『浦島太郎即日帰郷』、5巻に『トロイが滅びた日』、『死神の大軍』、『鉄の町の秘密』、『誰が箱船を造ったか』、『十字軍の少年騎士』の計6話となっています。

また『T・Pぼん』には、これ以外にも「どの単行本にも未収録の作品」が5話ありますが、こちらは掲載紙を読まない限り、手の出しようがありません。


ざっと未収録作品が入っている単行本を並べてみましたが、古書店でもコンビ二本は大量に置かれているため、見つけられるかどうかは「運」次第です。
では次回。
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by fujiko-kei | 2008-06-15 09:52 | お役立ち

放映リストを作るぞ!

現在、神戸新聞、朝日新聞マイクロフィルムにて、モノクロ版『オバケのQ太郎』・『怪物くん』・『ウメ星デンカ』、また『新オバケのQ太郎』の各タイトルを調査しています。
すでに幾つかのアニメ研究系サイトで放映リストが作成されていますが、放送日やタイトルが一部曖昧な場合があり、一度当時の新聞を見て確かめようと思いまして…。

新聞のラテ欄の性質上、A・Bパートが把握できない場合や、タイトルが誤記・省略されている場合もありますが、新聞に忠実に掲載していこうと思いますのでご了承ください。

また、モノクロ版『パーマン』については1967年のパーマン 様にて詳しい放映リストが掲載されていますので今回は調査していません。

安孫子先生原作の昼ドラ『愛ぬすびと』の放映リストも計画していましたが、新聞にはタイトルが掲載されていなかったため断念しました。そもそも各回にタイトルがあったのかどうか不明ですが。b0134245_20153027.jpg

注:放映リストの方は、学校帰りの図書館で地味~に調査しています。公開は未定…。
友達に「図書館で何してんの?」と聞かれて微妙に返答に困る日々。

2008.08追記:旧『オバQ』は今後発売予定のサントラCD『アニメ・ミュージックカプセル「オバケのQ太郎」』に詳しいデータが載るそうですので、暫く様子を見ます…。

では次回。
ずっと工事中の『ユメカゲロウ』も更新しないと…。
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by fujiko-kei | 2008-05-22 20:36 | お役立ち