藤子不二雄作品を中心とした、レトロ漫画・アニメに関しての調査・研究・ツッコミがメインです。


by fujiko-kei
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カテゴリ:バリエーションの世界( 13 )

モノクロ版アニメ『怪物くん』のオープニングといえば、マンガのコマをモチーフにしたものと、夏期に使用されたバージョンの2種類が、ビデオ『東京ムービーアニメ主題歌大全集』第1巻に収録されていて有名かと思われます。

しかし今回は、前者にさらに派生バージョンが存在しているのを発見しました。映像の細かい箇所で『主題歌全集』版とは異なった映像となっています。
映像のソースは、'78年頃にTBS系『日曜★特バン』枠で放送された、アニメ・特撮の懐古番組『全部見せます!!ヒットTVマンガ20年 懐かしのヒーローたち』からのものです。
以下、『主題歌大全集』収録版(以下「ビデオ版」)と、バージョン違い(以下「別バージョン」と呼称)の違いを比較してみましょう。



左:ビデオ版/右:別バージョン
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冒頭のメインタイトル表示画面。
ビデオ版では漫画のコマから「怪物くん」のタイトルが拡大され、メインタイトルタイトル表示となります。一方、別バージョンではタイトルの文字が画面中央から拡大されていて、漫画のコマの映像はありませんでした。



左:ビデオ版/右:別バージョン
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序盤、「怪物ランドの王子だぞ(オー!)」のあたりでは、ビデオ版では「オー!」のタイミングで怪物くんの映像から画面が切り替わり、別カットで怪物三人組の映像が出てきます。
対して別バージョンでは、「オー!」の間に画面がスライド→横移動してノーカットで三人組の映像になるという手法がとられています。

ドラキュラ!(ハイざます)」「オオカミ男!(ウォーでがんす」」「フランケン!(フンガーフンガー)」の掛け合い部分は、ビデオ版の映像ではいくつか別カットになっている部分がありますが(例:「ハイざます」と「オオカミ男!」の間など)が、別バージョンではこれらの掛け合いがノーカットで続いています。
具体的には「ドラキュラ!」→画面スライド→「ハイざます」→画面スライド→「オオカミ男!」→画面スライド→「ウォーでがんす」→画面スライド→「フランケン!」→画面スライド→「フンガーフンガー」というように、呼びかけのたびに毎回ノーカットで画面がスライドしています(文章で伝えに難くてすいません)。


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また、「別バージョン」だけに見られる映像として、「いくぞ三匹ついてこい(オー!)アーゆかい ツーカイ…」の歌詞部分、怪物三人組の「オー!」の掛け声タイミングで、3人がジャンプしているカットをがあります。
ビデオ版ではこのカットを飛ばし、次のカットのドラキュラの飛行映像に切り替えられていますので見ることが出来ません。



左:ビデオ版/右:別バージョン
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オープニング終盤。
ビデオ版では、フランケンの歩く映像(アオリ角度からの映像が格好いい!)の後に、爆発模様~怪物4人が歩く映像が続きますが、別バージョンでは爆発部分が渦巻き模様になっていました。
フランケンが歩いているコマのトリミング位置も異なっています。


…ということで、「別バージョン」オープニングを見てみますと、冒頭から渦巻きの画面まで少なくとも47秒間がワンカットで制作されていることが分かります。『怪物くん』オープニングは、実は超ロングカットな映像でした。時代を考えますと、実に素晴らしいクオリティです…!

構成から、2種類のオープニング映像は「別バージョン」の方が先に制作・使用されていたと思われます。(放送前の段階か放送途中かは分かりませんが)何らかの都合で途中からビデオ版の方が使われるようになったのではないでしょうか…?

原因は「あまりにも動きすぎていて目が疲れるから」ですかね…?

シリーズ「バリエーションの世界」は、これで一旦終了とさせていただきます。
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by fujiko-kei | 2009-01-23 23:25 | バリエーションの世界
かつて「2人で1人」だった藤子不二雄両先生は、1988年にコンビを解消して独立、「藤子不二雄A」と「藤子不二雄F(→藤子・F・不二雄)」になりました。

ペンネーム変更の時期に放送されていた『キテレツ大百科』の2代目オープニング『ボディーだけレディー』では、アニメは同じで作者名テロップだけが「藤子不二雄」と「藤子・F・不二雄」のものが存在します。b0134245_22174142.jpgb0134245_22175299.jpg
オープニングのクレジットが変更されることはあまりありませんので、些細な違いですが、これでも立派なバリエーションといえるでしょう。『キテレツ』の場合、作者名が「藤子・F・不二雄」と、なぜか「F」の字が赤いのも特徴。映像自体の色調も双方では若干違います。

『キテレツ』でのオープニングでの作者表記は、'90分スペシャル版が「藤子不二雄」、第1回~第43回(第41回除く)が「藤子不二雄F」、第41回と第44回~最終回が「藤子・F・不二雄」となっていました。

このように、作者名変更の時期にまたがって放送されていた藤子アニメは、他に『ドラえもん』、『エスパー魔美』、『ウルトラB』(と、『プロゴルファー猿』?)があり、同様にテロップ違いがあるはずです。

次回は、『怪物くん』オープニングのバージョン違いです。
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by fujiko-kei | 2009-01-18 20:27 | バリエーションの世界
なんとなく思いつきまして、藤子アニメの主題歌の(特に微妙な)バージョン違いの特集を、連続企画でお送りしてみようかと思います。

最近、かなりアニメ版のネタに偏ってしまっている当ブログですが、原作ネタを出さない理由を正直に書きますと、「物置から単行本を持ってくる→ネタにできそうなものを探す→スキャン→画像リサイズ→アップロード→単行本を物置に戻す」という作業が非常に面倒だからです…。

膨大な藤子ファンサイトが存在している現在、今更原作に関してストーリーの紹介・解説・感想などを書いても、あまり新鮮味がない&面白くないと思いますし。
これから原作を全く取り上げない、というつもりではありませんのでご安心下さい。


さて、放送開始以来長らくフィルム制作だったアニメ版『ドラえもん』ですが、デジタル時代の流れには逆らえず、2002年10月4日からCG制作へと切り替えられました。

これに合わせてエンディングテーマが『ぼくドラえもん2112』から『またあえる日まで』(歌:ゆず)に変更され、約半年間放送されましたが、最初の数回のみ流れたものは、以降放送されたものとは映像が若干異なったものでした。
以下、比較してみましょう。

※キャプチャ画像の元画質が悪く、見づらいですがご了承ください。

初期バージョン/通常バージョン
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「大好きなみんなの―」以降、ドラ・のび・しず・ジャイ・スネ5人のイラストがスライドされてくるシーンがあるのですが、「通常版」でドラにはドラ焼きが追加。のび太は黄シャツ+紺ズボンの通常の服装から、ジャイアンズのユニホーム姿に変更されています。

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初期バージョンで赤のワンピースを着ていた静香は、ピンクのドレス姿に変更。静香の赤ワンピースは、末期大山ドラでよく見られた服装です。

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続いてジャイアンはリサイタルのコスチュームに、スネ夫にはラジコンが追加され、服装も変更されています。
以上のように、サビ部分では『おれさまをグレードアップ』(てんコミ44巻)のごとく、5人の絵が何かしら豪華になりました。変更理由としては、通常の服装ではバックの映像(5人が歩いているもの)と服装がカブってしまうから…といったところでしょうか。

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一番最後のカットはドラの顔のアップですが、初期バージョンでは線が細かったのに対し、通常バージョンでは太線になりました。
細かいですが、広告代理店「ASATSU-DK」の表記が「ADK」に変わっています。

この『またあえる日まで』初期バージョンは、2002年10月4日/5日(特番)/18日/25日/11月1日/8日の計6回だけ放送されました。今後『ドラえもん』の主題歌が映像メディア化される機会ががあるなら、このような細かいバージョン違い版も、是非収録を望みたいところです。

自分はモロに後期ドラ~末期ドラで育った世代なので、タイアップ系の主題歌に拒絶感はあまり無かった(むしろ好きだった)のですが、『またあえる日まで』、『タンポポの詩』、『YUME日和』あたりのエンディングには現在でも賛否両論があるようですね。
さすがに、歌詞・イメージ共にドラと繋がりがあるとは思えない『あぁ いいな!』は好きになりませんでしたが…。

次回は『キテレツ大百科』主題歌のバージョン違いをお送りします。
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by fujiko-kei | 2009-01-17 20:23 | バリエーションの世界
アニメ『ドラえもん』では、ご存じの通り、幾度となくリメイクされている作品が数多く存在します。

例えば、『あやうし!ライオン仮面』は1979年11月9日に初めてアニメ化/放送されましたが、 『あやうし!タイガー仮面』として1995年8月25日にリメイク放送。更にその後、水田わさび版で再リメイク作品『あやうし!ライオン仮面』が2005年10月28日に放送されている…という具合です。

そこで思ったのですが、『ドラえもん』で一番多くアニメ化されている作品はどれでしょうか?

『ドラえもん』の場合、同じ話が2回や3回アニメになるのは普通にあることで、多ければ4回のアニメ化がなされる場合もあります。そこで過去の放映データから「4回アニメ化」の作品を調べてみると、意外なことに『ご先祖さまがんばれ』、『おばあちゃんのおもいで』、『ああ、好き、好き、好き!』(いずれも原作のタイトル)など、多数の作品が当てはまっていました。

ところがこの中に1作品だけ、なんと「5回アニメ化」の作品が存在しています。
その作品はというと…名作『おばあちゃんのおもいで』でした。

『おばあちゃんのおもいで』アニメ化作品リスト
■『のび太のおばあちゃんの巻』(1973年6月10日放送)
■『おばあちゃんのおもいで(前)』/『〃(後)』(1979年5月21日/22日放送)
■『おばあちゃん大好き』(1986年1月3日放送)
■『おばあちゃんの思い出』(劇場版・2000年3月公開)
■『おばあちゃんの思い出』(2006年6月30日放送)
:DVD化作品
『おばあちゃんのおもいで』のアニメ化は、日テレ版+テレ朝版+同リメイク+水田版の4回に加えて、2000年公開の映画『おばあちゃんの思い出』(『のび太の太陽王伝説』の併映)を合わせて、計5作で行われています。恐らく『ドラえもん』史上において、一番多くアニメ化された作品なのではないでしょうか。

アニメ版『おばあちゃんのおもいで』は日テレ版以外の全てのバージョンがDVD化されていますので、2話構成の初代大山版や、渡辺歩ティスト溢れる劇場版など、各バージョンを比較しながら観ていくと面白いかもしれません。

では次回。
明日で冬休みが終了ですので、更新頻度が減ります。。

別館サイト内に、モノクロアニメ版『パーマン』の研究ページを公開しました。あまり「研究」と言えるレベルではないかもしれませんが、放映データと共にどうぞ。
http://fujikokei.web.fc2.com/perman-memo.html
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by fujiko-kei | 2009-01-06 19:08 | バリエーションの世界
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てんとう虫コミックスの巻末、奥付の上に書かれている作者紹介がありますが、藤子モノの単行本では、これが現在までに何度か微妙に変化していますのでご紹介します。
※改行や空白は原本通りに表記しています。

初代 (使用時期:1974年~1988年)
藤子 不二雄
藤本  弘 昭和8年12月1日、富山県に生
まれる。
安孫子素雄 昭和9年3月10日、富山県に生
まれる。
 昭和27年「天使の玉ちゃん」(毎日小学生
新聞)でデビュー。
 代表作「オバケのQ太郎」「シルバー・ク
ロス」「パーマン」「ビッグ1」「ドラえも
ん」「プロゴルファー猿」他。
てんコミ刊行当初から、二人のコンビ解消までの約15年間使われていた作者紹介です。
「藤子」と「不二雄」の文字の間が空いているのが特徴。


2代目 (使用時期:1988年~1989年)
藤子不二雄F
藤本  弘 昭和8年12月1日、富山県に生
まれる。
 昭和27年「天使の玉ちゃん」(毎日小学生
新聞)でデビュー。
 代表作「オバケのQ太郎」「パーマン」
「ドラえもん」「キテレツ大百科」他。
コンビ解消後のF先生の紹介文。二人の独立に伴って代表作から安孫子作品が消され、代わりに『キテレツ大百科』が追加されました。
作者名が「藤子不二雄F」※のものは、約1年間しか使われなかったレアバージョン。
※実際は「○」の中に「F」

A先生のものもあるはずですが、「藤子不二雄A」名義のてんコミは所有していませんので不明。以降すべてF先生の紹介文です。


3代目/4代目/5代目 (使用時期:1989年~2006年or2007年頃)
藤子・F・不二雄
藤本 弘 昭和8年12月1日、富山県に生
まれる。
 昭和27年、「天使の玉ちゃん」(毎日小学生
新聞連載)でデビュー。
 代表作「オバケのQ太郎」「パーマン」「ド
ラえもん」「キテレツ大百科」他。
藤子・F・不二雄
藤本 弘 昭和8年12月1日、富山県に生ま
れる。
 昭和27年「天使の玉ちゃん」(毎日小学生
新聞連載)でデビュー。
 代表作「オバケのQ太郎」「パーマン」「ド
ラえもん」「キテレツ大百科」他。
平成8年9月、没。
藤子・F・不二雄
藤本 弘 昭和8年12月1日、富山県に生
まれる。
 昭和26年、「天使の玉ちゃん」(毎日小学生
新聞連載)でデビュー。
 代表作「オバケのQ太郎」「パーマン」「ド
ラえもん」「キテレツ大百科」ほか。
改行位置や読点に微妙な違いがあります。「藤本」と「弘」の間には空白が今まで二文字分ありましたが、3代目以降は一文字分に。
藤本先生の死後は一時期「平成8年9月、没。」と表記されていましたが、いつのまにか消されていました。
4代目までは二十数年に渡って『天使の玉ちゃん』でのデビュー年が「昭和27年」と誤記されていましたが(知らんかった…)、5代目より「昭和26年」に修正されています。あとは「他」→「ほか」の違いくらいでしょうか。


最新版 (使用時期:2006年or2007年頃~現在)
藤子・F・不二雄
本名、藤本弘。1933(昭和8)年12月1日、富山県
高岡市生まれ。
1951(昭和26)年、「天使の玉ちゃん」でデビュー。
数多くの傑作を発表し、児童まんがの新時代を築
き、第一人者に。
代表作「ドラえもん」「オバケのQ太郎(共著)」
「パーマン」「キテレツ大百科」「エスパー魔美」
「SF異色短編集」など多数。
最近では、文章が大きく書き直されました。
また、『オバQ』が「共著」と表記されるようになり、オバQが「合作」であることが改めて確認されました。代表作には『エスパー魔美』と『SF異色短編集』が追加。

以上、微妙なバリエーションの世界でした。
明日は舞台版ドラ見に行ってきます。。
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by fujiko-kei | 2008-08-15 21:13 | バリエーションの世界

ものすごく微妙な違い

『ドラえもん』から、他では誰も見つけないような細かい書き換え・修正を紹介してみます。

■トーンの貼り忘れ→修正
雑誌掲載時に縦線だけで表現されている(場合が多い)ドラの体の色ですが、その後単行本化される際に、ドラの体の色の表現として縦線の上にスクリーントーン(or薄墨?)が貼られています。
よってこれが現在一番オーソドックスな形となっています。

てんコミ1巻『かげがり』では、ひとコマだけトーンが貼り忘れられていましたが、現在は修正されています。
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これの極みといえるのは、1巻『走れ!ウマタケ』のひとコマ。
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ドラの頭にはちゃんとトーンが貼られているのに、体には貼られていないため、なんか異様な姿になっています。なぜ担当者は気付かなかったのか謎です(現在は修正)。


■描き文字の修正
1巻『未来の国から はるばると』から、ヘリトンボ(当時)で飛び出すシーン。『ワッ』の描き文字に、現在ではトーンが追加されています。
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こういった違いは他にも存在するかもしれません。


■コマ数表示の消し忘れ→削除
1970年代前半くらいまで、雑誌に掲載された漫画には、コマの隅に『(1)(2)(3)(4)…』といった開始からのコマ数が表示されていました。これは、漫画を読み進め易くするためのもので、漫画がある程度普及した70年代以降は表示されることは少なくなりました。
ふつう単行本でこの表示は消されるのですが、『ドラえもん』では2カ所にこれが残ってしまっていました。
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コマ数表示が残っているのは1巻『ランプのけむりおばけ』と『走れ!ウマタケ』の2作品で各1コマ。『(56)』・『(21)』の表示がありました。現在は削除されています。
追記:12巻でも確認。この他にも消し忘れはあると思います。

作品へのコマ数表示は、最近では単行本『ぴっかぴかコミックス』で復活しました。


■ザンネンとチャランポラン
3巻『あやうし!ライオン仮面』で、フニャコフニャ夫先生の原稿を取りに来た雑誌の編集者たち。編集者たちの所属雑誌は、右から『少年マガジン』、『少年サンデー』、『少年チャンピオン』、『少年ジャンプ』といった実在の雑誌をパロったものとなっています。
ここで、2番目と3番目の人の雑誌が『少年ザンネン』と『少年チャランポラン』だったのが、最近の版では『少年ヨンデー』と『少年チャンポン』に変更されています。
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この変更ですが、少なくとも『少年ザンネン』→『少年ヨンデー』の変更は、『少年ザンネン』の編集者が二人になってしまうためかと思われます(『ライオン仮面』を催促している編集者も『少年ザンネン』所属のため)。
『少年チャランポラン』→『少年チャンポン』の変更理由は不明。


■『?』の削除
同じく『あやうし!ライオン仮面』の最後のコマの2カ所の吹き出しには、以前は「」「」という描き文字が描かれていましたが、後の版では空白になっています。さらに現在では、この「?」「?」がまた復活しているそうです。
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同様の描き換えは6巻『せん水艦で海に行こう』でも見られます(こちらは消えたまま)。


■ドラの白い鼻
7巻『エスパーぼうし』で、のび太がエスパーぼうしに苦戦しているシーン。なぜかドラの鼻が白になっていましたが、現在は黒に修正されています。
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この変更ですが、少なくとも'97年2月発行の121刷では白のまま、'99年1月発行の130刷では黒になっていますので、比較的最近の修正といえます。


■目が三つ…
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7巻『手足七本 目が三つ』は、90年頃の版から『ねこの手もかりたい』にタイトルが変更されました。
その際、トビラ絵に描かれていたのび太に描かれていた目玉3つがなぜか削除されました。変更後ののび太の絵は、元の絵から単に目玉を取っ払ったというわけではなく、絵がトレスで描き直されているようです(微妙に絵のタッチが違う)。


■自薦集・静香と静香ママの顔
1981年に発行された藤子不二雄自薦集と、その再編集版で1998年に発行された藤子・F・不二雄自選集に収録された一部の作品では、この本のために一部のコマが描き加えられている、ということは有名かと思われます。
これらの殆どは、元の作品の間に新しいコマが挿入される『描き加え』の形なのですが、『のろのろ、じたばた』(てんコミ5巻収録)では、『描き加え』ではなく『描き換え』が行われていました。
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変更されたのは、ドラが源家に飛び込んだあと、静香が「どな……。」というコマ以降、計7コマ。この間の静香の顔がすべて描き換えられており、顔が違っていた静香のママの顔もそれに合わせて修正されました。ドラ・のびに変更は無し。
描き換えバージョンは基本的に自薦集でしか見ることができません。


ざっと、色々気付いたことを書いてみました。
ネタが溜まり次第、第二弾も予定しておりますのでご期待ください。
では次回。
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by fujiko-kei | 2008-06-22 19:51 | バリエーションの世界
前回、『ドラえもん』の歴代タイトル画面の変貌について書きましたが、今回は変貌シリーズ第2弾。歴代の次回予告のタイトル画面提供ベース画面を紹介していこうと思います。


■Part1.次回予告の変貌

次回予告の大まかな流れ
大山ドラの次回予告の流れはこんな感じ。これが26年間続いていました(一部時期除く)。
BGM(『ドラえもんのうた』のインスト版)が流れる
ドラ「ぼくドラえもんです。」

次回の新作(Aパート)のストーリーの紹介

ドラ「『(Aパート・新作タイトル)』、『(Bパート・再放送タイトル)』。楽しみに待っててね~!」
このスタイルは、'79年の30分番組版放送の当初から変化していないようです。
以降、自分の分かる範囲で次回予告の変貌を追っていきます。


1987年10月~1989年3月b0134245_18445839.jpgb0134245_18451185.jpgb0134245_18451744.jpg
自分が今回把握した中で最古のもので、次回予告が短縮されていた時期のもの。
これ以前(と以後)にあった「ぼくドラえもんです。」で始まるドラのナレーションはなく、BGMに挿入歌『ドラドラどこかにドラえもん』の前奏と後奏が流れるだけの簡素なものでした。アニメ内容はペンキを持ったドラが、板に次回タイトルを書いて去っていく、というもの。

これは、この期間の放送時間が、後続のニュース番組『ニュースシャトル』の放送の関係で10分早くなっていた(18時50分~19時20分の放送)ことも関係しているようです。


1989年3月~1992年10月
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これ以降、ドラの「ぼくドラえもんです~(次回解説)」がまた復活しました。
イラストは、おもちゃの汽車に乗って手を振るドラたち。BGMは『ドラえもんのうた』のインスト版で、以降の予告でも同様です。どうでもいいですが、この時のBパートのタイトル「能力カセット」の「」と「」は地味に書き分けられています…(笑)

この予告は『ミュージックステーション』を録っていたビデオに偶然入っていたもので、我が家最古のドラの映像です。


1992年10月~2000年5月b0134245_18463840.jpg
90年代に長期間にわたって使用されたもので、イラストは音楽を演奏するのび太たち。
'90年代生まれの自分にとっては一番思い出深い予告画面です。


2000年6月~2005年
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長期サイクルで使用された次回予告画面としては最後のもの。
イラストは学校の裏山(?)の同じ場所から見た春・夏・秋・冬の風景で、季節によって4パターンが入れ替わって使用されました。
この予告から、タイトルの文字が手書きではなくなりました。

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また、2003年頃の一時期には、エンディング『またあえる日まで』の一カットを使用したもの(左画像)が使われたこともありました。
映画の宣伝や『ドラえもんニュース』等が放送され、次回予告を放送できなかったときには提供画面に次回タイトルが表示されました(右画像)。この場合、『「(新作サブタイトル)」ほか』のように新作(Aパート)のサブタイトルだけしか表示されず、再放送であるBパートのタイトルは告知されませんでした。


TVスペシャルb0134245_19174342.jpgb0134245_1924443.jpg
TVスペシャルの予告画面は、古いものは文字のみが書かれた素っ気ないもの(他のパターンもあるかもしれません)、'90年代以降はアニメ映像の上に直接「○○スペシャル! ○月○日午後○時より」などと表示されたものが使用されました。


日本テレビ版(1973年)
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半年で終了した幻の『旧ドラ』の予告ですが、のび太役の太田淑子さんが
次回の『ドラえもん』は、『(Aパート)の巻』と、『(Bパート)の巻』です。お楽しみに!
とナレーションするもの。
BGM等は特になく、そのままエンディング『ドラえもんルンバ』に繋がります。
映像は次回の本編のものを使用し、テロップ等の表示は特に無かった模様。



■Part2.提供ベースの変貌
使用時期についての詳細は不明。

~1996年夏頃
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90年代までの提供ベースは普通のブルーバックのものでした。
BGMは、番組開始時が『ドラえもんのうた』のインスト版(長らく次回予告で使われていたもの)、終了時が『青い空はポケットさ』のインスト版を使用。

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ブルーバックの時期でも、スペシャル等の場合はバックに映像が使用されたこともあったようです。
画像は'89年1月放送『ドラえもん 夢気球スペシャル 自然はボクらの運動場』より。
最近は再放送でもない限り、ブルーバックのベースって減りましたね…。


1996年夏頃~1999年2月
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「提供画面には画像・映像を使用する」という時代の流れに乗り、90年代にはドラでもバックに画像が使用されるようになりました。
イラストは、番組開始時がおどろおどろしい背景とドラたち。確か実際にアニメで放送されたシーンと記憶しています。終了時はドラとドラミが並んでいるイラストでした。BGMは、番組開始時が『ぼくドラえもん』(『ぼくドラえもん2112』?)、終了時が『ドラえもんのうた』のインスト版。

小さい頃は毎回流れる提供の絵が怖くて、オープニングが終わりそうになるとCMに入るまでTVを消していたのを思い出します。大山ドラは、子供にとっては色々と怖かったですし…。


1999年2月~2002年頃?
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長く使われていたトラウマな画像から明るい画像に変更。
番組開始時には左の画像・終了時には右のものが使用されていました。
BGMは、同じく番組開始時が『ぼくドラえもん2112』のインスト版、終了時が『ぼくドラえもん2112』(歌入り)。
どうでもいいですが、上のものと比べると「トミー」と「エポック社」のロゴが変化しています。
トミーはその後、合併でさらに「タカラトミー」に社名変更。

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この時期に使用されたと思われる、別の提供画面を発見しました(画像は番組終了時の提供)。
'99年2月~'02年の間でも、提供絵が途中で変更された、もしくは毎回交代で使われていてバリエーションが存在したと思われます。この時期には他にも提供絵があるのかもそれません。


2002年頃(?)~大山版終了(2005年)b0134245_1940951.jpgb0134245_19402734.jpg
この頃からは、提供ベースは止め絵ではなく、本編の動く映像を使用したものになりました。これも時代の流れですかね…。
恐らく、番組がCG制作となった頃(東京プリン版オープニング以降)からの使用だと思われます。
また、この頃から番組終了時の提供ベースに次回予告が組み込まれ、まともに予告が放送されないことも多くなりました。
BGMは、番組開始時がその時期のオープニング曲、終了時がエンディング曲が使われました。例えば、主題歌に『ドラえもんのうた(渡辺美里版)』と『タンポポの詩』使用の時期は、開始時の提供に前者、終了時に後者の曲が使用される、といった感じです。

非常に中途半端になりましたが、今回は以上で終了です。
では次回。

参考ドラちゃんのおへや
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by fujiko-kei | 2008-05-20 18:52 | バリエーションの世界
以前『ドラえもん』のタイトル画面について取り上げた際に、「タイトル画面が緑背景のものでワープロ文字のものがある」という例として『ポンプ地下室で街をつくろう』を例に挙げましたが、今回はその続報です。
同じ作品でタイトルテロップが2種類存在することを発見しました。

■『ポンプ地下室で街をつくろう
左:本放送版('99.03.26)
右:ビデオ版('04年発売)b0134245_18174799.jpgb0134245_1818623.jpg
画像は『ポンプ地下室で街をつくろう』のタイトル画面です。
左は'99年3月26日に『TV&映画20周年!!春だ!元気だ!ドラえもんスペシャル!!』で初放送された際の映像で、タイトルテロップが通常の手書きのものではなく、なぜかワープロの文字が使用されていました。
これだけなら「ワープロ文字タイトル」が試験的に使用されたと考えることもできるのですが、'04年にリリースされたビデオ『ドラえもん テレビ版スペシャル特大号・春の巻5』に収録された際には、通常の手書きテロップで収録されました。

本放送では、何故わざわざ文字を変えていたのか?謎です…。

ちなみに『ポンプ地下室―』が初放送された際の放送ラインナップは以下の通り。
■『ペットそっくりまんじゅう(再)』
■『手づくりおもちゃ(再)』
■『あいすボックス(再)』
■『ハマグリパック(再)』
■『ポンプ地下室で街をつくろう
■『本音ロボット(再)』
このように『ポンプ地下室―』以外はすべて再放送で、勿論テロップも、『ポンプ地下室―』以外は通常の手書きのものでした。

もしかすると制作段階で何かあり、手書きテロップが使えない
→放送ではとりあえず電子テロップで…。
→ビデオでは通常のものに修正
といった理由があるのかもしれません。

メチャクチャどうでもいいいネタでした…。
では次回。
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by fujiko-kei | 2008-05-19 18:19 | バリエーションの世界
藤子F先生の代表作のひとつ『キテレツ大百科』。
8年間続いたテレビアニメは、最近では全国の独立U局でも盛んに再放送されているようで、地元サンテレビでも約3年間かけて全話再放送されました。

録り逃した回を補完するためDVDをレンタルして見たところ、初代エンディング『マジカルBoyマジカルHeart』の映像が現在再放送されているものとは若干内容が異なっているのに気が付きました。
違っているのはイントロ部分の、映像が高速で切り替わるカットで、いわゆる「ポケモンショック」規制で変更されたのかもしれません。

以下、DVD(本放送)版と再放送(2005.サンテレビ)版で比較してみました。

左:DVD(本放送)版
右:再放送(2005.サンテレビ)版

シーン1
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(←再放送ではこの画像未使用)

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b0134245_1049890.jpgb0134245_10492333.jpg

b0134245_10504175.jpgb0134245_10504967.jpg

b0134245_10511610.jpg (←再放送ではこの画像未使用)


シーン2
b0134245_10563989.jpg(←再放送ではこの画像未使用)


b0134245_10564786.jpg(←再放送ではこの画像未使用)


b0134245_10565521.jpgb0134245_1057064.jpg

b0134245_1057966.jpgb0134245_10572434.jpg

b0134245_10573192.jpg(←再放送ではこの画像未使用)



シーン3
b0134245_112115.jpgb0134245_112627.jpg

↑再放送では何故か画像を差し替え

b0134245_1121391.jpgb0134245_1121987.jpg


シーン4
b0134245_1152924.jpgb0134245_1153741.jpg

b0134245_1154671.jpgb0134245_1155120.jpg

b0134245_116012.jpg(←再放送ではこの画像未使用)


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b0134245_1163255.jpg(←再放送ではこの画像未使用)


ここで紹介していませんが、DVD(本放送)版では画像の間に画面が点滅もしていました。再放送版では点滅部分は削除されています。
また、Youtube等で確認したところ、他局での再放送やCSでも修正バージョンが使用されていました。

では次回。
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by fujiko-kei | 2008-05-18 10:45 | バリエーションの世界
結局試験中なのに更新しちゃってます…w
今回はアニメ『ドラえもん』から、各話のタイトルが出る画面を並べていきます。

日本テレビ版(1973年)
いわゆる「旧ドラ」なのですが、サブタイトル表示画面は「ドラがポケットからサブタイトルの書かれた紙を取り出す」というアニメになっていたそうです。
現在でいえば「サザエさん」のように、同時に脚本・絵コンテのスタッフも表示されていました。
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↑参考:同じ形態で放送されていた『ジャングル黒べえ』のサブタイトル画面

日テレ版ドラについては当時の制作主任、下崎闊(真佐美ジュン)さんの会員HPに詳しいデータや資料が掲載されています。


パイロットフィルム『勉強べやのつりぼり』(1978年製作)b0134245_21531927.jpg
テレビ朝日版アニメの放送前に製作されたパイロットフィルム。
サブタイトル画面は、「ドラが「おざしきつりぼり」で釣りをしていると、釣れたのはなんとのび太だった」というアニメーション。パイロット版のエピソードを意識したものとなっています。
パイロット版オリジナルのBGMが流れ、のび太(小原乃梨子さん)がタイトルを読み上げています。
このパターンはパイロット版のみでの使用。


テレビ朝日版開始(1979年~1981年)b0134245_21532728.jpg
帯番組時代の最初期のサブタイトル画面は、片手を上げるドラの絵が使用されていましたが、短い期間で次のバージョンへ変更となりました。
使用されていたのは、第1話『ゆめの町ノビタランド』から第15話『一生に一度は百点を』まで、期間に換算すると(帯時代は週6回の放送のため)2週間ほどでした。

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帯番組時代の2代目サブタイトル画面は2種類。どちらも両手を挙げているドラの絵。
背景色が黄色と緑の2色がありますが、絵自体は同じとなっています。どちらかといえば黄色の方がメジャーな気がします。
帯時代のものは、その後のものと比べてサブタイトル表示時のBGMが若干異なっています。

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例外として、'80年放送の『びっくり全百科 ―ドラえもんとドラミちゃん―』では、このような特殊なサブタイトル表示がされされていました。
『びっくり大百科(無印)』の方では通常のタイトル画面なのですが…。


1981年~1992年b0134245_21535611.jpg
30分番組となってしばらく経つと、茶色の背景で振り返って手を挙げるドラのお馴染みの映像にチェンジ。通称「オレンジタイトル」というらしいです…。
11年間という長期に渡って使用されたため、近年でもBパートやスペシャルでの再放送でもよく見かけました。この頃のドラが、作画・脚本共に一番安定していると思います。


1992年~2000年b0134245_2154455.jpg
'92年、主題歌が山野さと子版に変更になると共に、黄緑の背景で「ドラが右のどこでもドアに入ると、左のドアから出てくる」ものに変更。通称「グリーンタイトル」。
ただし、初期の数回だけはバックが黄緑ではなく「緑」だったそうです(未確認)。

このバージョンの放送中に放送がステレオ化されたため、音声に関してはモノラル音声とステレオ音声の2バージョンが存在しています。

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サブタイトルのテロップは基本的に手書きでしたが、一部の回ではワープロ文字が使用された(?)ことも確認されています。
追記:この件につきましてはこちらもご覧ください。


2000年~大山版放送終了(2005年)b0134245_21542349.jpgb0134245_21542967.jpg
大山版末期のタイトル画面は、 ピンク背景でドラがドラ焼き型の風船を膨らませ、飛びつくと風船が破裂するというもの。
放送中に制作スタイルがフィルム制作からデジタル制作へと移行したため、セル制作版(左画像)とデジタル制作版(右画像)の2種が存在しています。この2種類は色味が違うほか、タイトルの文字が手書きかワープロ文字かで容易に判別できます。

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同時期(1980年頃~)のシンエイ動画作品『パーマン』、『怪物くん』などが、放送開始の段階でワープロ文字(?)を使用していたのに対し、『ドラえもん』ではかなり後まで手書き文字が使用されていました。
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by fujiko-kei | 2008-05-17 22:12 | バリエーションの世界