藤子不二雄作品を中心とした、レトロ漫画・アニメに関しての調査・研究・ツッコミがメインです。


by fujiko-kei
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アンケート結果発表!

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先週から行ってきた、訪問される方の年齢に関するアンケートですが、昨日午後4時45分をもって、予定通り1週間で締め切らせていただきました。たくさんのご投票ありがとうございました。
結果はというと…大方予想通りでしたが、このようなものとなりました。

質問:あなたの年齢を教えてください。

☆投票結果☆
■60才~…1人
■50代……1人
■40代……2人
■30代……30人
■20代……30人
■10代……16人
■~9才……0人

計…80人
予想はついていましたが、やはり20代~30代の方の投票が、各30票で同率1位。
40代以上の投票は少数でした。

以下、各年代の投票率についての考察です。

まず40代~60代の方の投票は、合わせて4人。
現年齢が45才~50才位であるはずの、リアルタイムでモノクロアニメを観られていた世代の方の投票が少ないのは、ちょっと残念でした。

20~30代の方の投票が非常に多いですが、これはやはり『ドラえもん』をはじめ『藤子不二雄ワイド』等、'80年代の藤子不二雄黄金期に育った世代でしょうか。毎日のように藤子アニメを見ることができた時代を生き、一番『藤子不二雄』を知る世代でもあります。
コロコロコミック・小学館の学習雑誌等では毎月山のように藤子作品を掲載。中央公論社からは『藤子不二雄ランド』も続々と出版…この時代に生まれたかった…。

次いで多かったのは10代で16人。
藤子アニメ冬の時代に育った世代。管理人と同年齢くらいの方々も、結構見に来てくれているようで嬉しいです。管理人も含め、『ドラえもん』、『キテレツ大百科』、『ポコニャン』あたりの作品で育った世代ですかね?この年代では、親御さんがモノクロ版『オバQ』、『パーマン』、『怪物くん』を見ていた…という人も多いのではないでしょうか?
安孫子作品に触れる機会が極端に少なかったため、『藤子・F・不二雄世代』といっても過言ではないかもしれません。著作権的には問題アリですが、YouTubeやニコニコ動画で過去のドラえもん作品や、パーマン・魔美等の新しいファンになっていたりも。
この世代の方では『F先生の死』を経験されたのが0才~8才くらいでしょうか。自分は当時4才。「ドラえもんの作者はもういない」ということを知ったのは、だいぶ後になってからのことです。

10才未満の投票はゼロ。
藤子不二雄離れが進んでいるのか、あるいは単に誰も投票しなかっただけなのか。
二、三票は来ると思っていたのですが…。
この世代からあと数年もすれば、大山版ドラを忘れている、もしくは知らない方も増えてくるのかと思われます(わさドラ開始から早3年…)。今の小学生たちは、もうわさドラを『標準』として認識しているのでしょうか?


投票結果を見て、ざっと解説を書いてみました。
明日から、今度は二泊三日で学校の勉強合宿がありますので、更新はお休みさせていただきます。次回の更新は来月に入ってからです…。

では次回。
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by fujiko-kei | 2008-07-28 20:30 | 雑記
安孫子先生のブラックユーモア作品で、『禁じられた遊び』という作品をご存じでしょうか?そう、『ぶきみな5週間』シリーズの第1週、「ひさえさんのおはか」のヤツです。

本作は、虫プロ商事発行『COM』'71年7月号に『白い童話シリーズ』の一環として掲載されました(この時点で『ぶきみな5週間』じゃないですが、この件については後述)。

『白い童話シリーズ』とは、雑誌『COM』に'71年1月から6月まで掲載(5・6月は合併号)された安孫子短編作品シリーズのタイトルで、作品は1月号から順に
■『ひっとらぁ伯父サンの情熱的な日々』、
■『わが分裂の花咲ける時』、
■『万年青』、
■『明日は日曜日そしてまた明後日も』、
■『ポルノを買いに』、
■『禁じられた遊び』
の6本。
単行本未収録でありながら異様に知名度の高い『わが分裂―』はこの雑誌の発表でした。


■完全版もある!?

で、『禁じられた遊び』ですが、普通ににこの話を読むと確かに怖いけど、なんか短くてあっけないなぁ…と思われる方がおられるのではないでしょうか?現に自分もそう思っていました。
ですが、実は『禁じられた遊び』には、本当に怖い、藤子A作品の中でベスト3に入るくらいの怖さを誇る「完全版」が存在したのです…。

ちなみに個人的BEST3の他のノミネート作品はいうと…『魔太郎がくる!!』の第2話『鉄のキバがひきさいた夜!』と短編『北京填鴨式』あたりでしょうか…。

本作は、比較的最近出た単行本では「ページがカットされた短縮版」がことごとく収録されています。現在のところ「完全版」を読むことができるのは、初出の『COM』以外では奇想天外社発行の短編集『藤子不二雄ホラー・ファンタジー劇場 ヒゲ男』だけとなっています。
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最近入手したものですが、それほど売れた単行本とも思えませんので、古書店でもなかなか見ることができません。短縮版が中公愛蔵版に収録されたのも諸事情による「偶然」ですので、もし愛蔵版への収録の機会がなければ、この単行本だけの収録という幻の作品になっていたでしょう…。


■完全版と短縮版の差

以下、大まかに完全版・短縮版の違いを纏めてみます。

頁数は、完全版が25頁なのに対し、短縮版は10頁
実に半分以上のエッセンスが失われることに。短縮版の方を読んで、話の構成・ストーリー展開が不自然に思えるのはこのためです。

トビラ絵。
左が完全版、右が短縮版(『ぶきみな5週間』仕様)です。
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頁数が限られているためか、短縮版は本編の1コマ目がトビラにかかってきています。また、短縮版は『ぶきみな5週間』化に伴って、トビラのレイアウトも『ぶきみな―』風のものに変更されています。

その後、序盤(金魚が死ぬ~墓を作る)のストーリー展開は、オリジナル版・短縮版共どちらも大きな違いはありません。

しかし、ここからがかなり違ってきます…。


短縮版には出てこないキャラクターが登場
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知恵遅れであるらしく、「ウ…」としか話すことができないらしいこのキャラクター。
名前は特に出てきませんが、初出時にはどこかで「タカシちゃん」と言う名前が付いていたようです(情報源:Wikipedia)。右画像で「あら…」の横が不自然に空いているのは、元々「あら…タカシちゃん」と言う台詞だったのではないでしょうか?
以下「タカシちゃん」と呼ぶことにします。

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タカシちゃん登場部分は短縮版ではすべてカット。頁数の問題もありますが、やっぱり、気違いネタがまずかったのかと思われます。



オリジナル版と短縮版での一番の違いは、マコが横浜の外人墓地に行くシーンです。この部分も短縮版ではすべてカット。
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こちらは表現等の問題ではなく、単に頁数の都合でのカットと思われます。
このシーンがあることにより、短縮版よりも、かなり不気味な印象に…。
がいじんぼちって とってもすてきなの…



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短縮版より、マコがさらなる標的を選んだシーン。塀から頭を出しているのはマコだけですが…。

これがオリジナル版ではこうなっていました。
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タカシちゃん隠蔽工作
原稿の切り貼り・書き換えの帝王、手塚治虫先生にも負けず劣らず、タカシちゃんは見事に消されてます。ちなみにヒサエさんの飼っていた鳥、ピピを殺したのもマコではなくタカシちゃん。



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マコに墓を作られるのは、短縮版では順にミッチー(金魚)・ミケ(猫)・キキ(リス)・ピピ(鳥)・ヒサエの5匹(人)でしたが、オリジナル版では「タカシちゃん」が持ってきた死んだ犬の死体、ポチが入り、ミッチー・ミケ・キキ・ピピ・ポチ・ヒサエ6匹(人)。

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短縮版にはポチは登場しませんので「ポチのおはか」は上手く消されています。
しかし短縮版では、そのせいで墓の位置が不自然に。



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マコが何らかの形でヒサエさんを殺した、と考えられるのが普通な、短縮版の終盤ですが…。
それがオリジナル版では、ちゃ~んとハッキリ犯人の姿が描かれています。


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ギャ~ッ!!
ヒサエさんを殺した真犯人は、なんとあの『タカシちゃん』だったのでした…。

このコマが本当に良くできているため、短縮版でココがカットされているのは大変勿体ないです。この後ですが、どちらにしても完全版・短縮版共にヒサエさんは殺され、例のオチに繋がるわけです。


■推測・『短縮版』収録の事情
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短編を纏めた中公愛蔵版『藤子不二雄ブラックユーモア短篇集』には少なからず未収録作品が存在しています。『わが分裂の花咲ける時』や『田園交響楽』等が当てはまるのですが、短編集第2巻の初版発行時点では、『禁じられた遊び』も未収録で、それ以前に『禁じ―』は『ぶきみな5週間』とは何の関係もない作品でした。この時点での未収録の原因は、('80年代末の時点で)「内容が過激だったから」と思われます(『わが分裂―』や『田園―』、『シンジュク村大虐殺』等も同様?)。
しかし、運のいいことに(?)元々収録されていた『ぶきみな5週間』シリーズ(『少年キング』掲載)の第1話『毛の生えた楽器』が、当時激しくなっていた黒人差別問題の影響にを受け、中公の自主規制ということで第2刷以降、収録から外されることになりました。
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ですが『ぶきみな5週間』は全5話のシリーズもので単行本のタイトルにもなってますし、1話分空いたまま『4週間』というわけにもいきません。ですので『ぶきみな―』のテーマに合った、穴埋めにできる作品を、未収録作品の中から持ってくる必要があったわけです。

…で、結果選ばれたのは本作『禁じられた遊び』だったということですね。頁数の都合上10頁に短縮する必要があったのですが(『毛の生えた楽器』削除で開いた穴は10頁)、それが逆に、収録のネックとなっていた『タカシちゃん』登場シーンをカットするのにも丁度良かったわけです。
あと第2刷出版の際に、『盲滅法の男』という作品が『一本道の男』というタイトルに改題されています。


…といった事情で『禁じられた遊び』短縮版が制作されたのではないか…と推測してみました。
『完全版』の怖さは本当にすさまじく、この暑い夏には丁度いい(?)怖さですので、もし奇想天外社版『ビゲ男』を見つけられた場合は即買いがオススメです。

では次回。
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by fujiko-kei | 2008-07-24 22:38 | 初掲載と読み比べ

久々の図書館

学校の期末試験・宿泊行事も終わり、あとは金曜の終業式を待つだけですので、暇潰しにここ数日間、地元の図書館で色々と漫画等を借りて来ました。
漫画ですが、結構蔵書数は多いもんです
普段貸し出し中のものが多いので、蔵書数に比べて棚に並んでいる数が結構少なく感じられているだけでした。
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借りたモノ
■手塚治虫『きりひと賛歌』上・中・下巻
■水野英子『ハニー・ハニーのすてきな冒険』
■永島慎二『永島慎二の世界』
■『手塚治虫原画の秘密 手塚プロダクション編』
■大城のぼる『愉快な鐵工場(復刻版)』
■『ドラえもん深読みガイド てんコミ探偵団』
■藤子不二雄A『まんが道』愛蔵版第4巻(返却済)
■中野 晴行『謎のマンガ家・酒井七馬伝─「新宝島」伝説の光と影』(返却済)
などなど。

返却分を除いて殆ど手を付けていませんが、明日は学校が休みですのでゆっくり読もうかと思います。特に『ハニー・ハニーのすてきな冒険』以前から読んでみたかった作品ですので期待度は高いです。


では次回。
アンケートに投票された方、ご協力ありがとうございました。
まだの方は、よろしければトップページで投票お願いします。
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by fujiko-kei | 2008-07-22 21:44 | 雑記
前回の続きで、藤子不二雄単行本の現在の状況・相場などを載せていく企画。
てんコミ編・第2回です。
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それでは行ってみましょう!
■『怪物くん』全13巻b0134245_1192992.jpgb0134245_17365820.jpgb0134245_17371016.jpg
入手難易度(1巻~9巻)★★☆☆☆
入手難易度(10巻以降)★★★☆☆

ここまで来てやっと安孫子作品の登場。A作品はタイトル数より巻数が多い感じです。
このタイトルも、近年F.F.Aランドが復刊されるまでは『怪物くん』の定本といった存在で、今でもその存在感は薄れていません。
'65年から『少年キング』・『少年画報』に連載されていたものと、'80年代に『コロコロコミック』等で連載されたリメイク版が混ざって収録されています。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~800円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…3000円~6000円程度

備考
1ケタ台の巻は普通に古書店で見かけることが多いですが、10巻以降は中々見受けられません。どうせなら全巻一括での購入がおすすめ。

■『忍者ハットリくん』全16巻
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入手難易度(1~9巻)★★☆☆☆
入手難易度(10~13巻)★★★☆☆
入手難易度(14巻以降)★★★★☆

『忍者ハットリくん』は昭和39年に雑誌『少年』に連載されてものと、その後'80年代にリメイクされて『コロコロコミック』等に連載されたものとの大きく2つに分類されます。藤子不二雄ランドでは『新編集忍者ハットリくん(『少年』掲載分)』と『新忍者ハットリくん(リメイク版)』に分かれて収録されていますが、こちらは新旧ゴチャ混ぜでの収録。

細かいですが、『少年』掲載分で一部F.F.ランド版で書き換え・描き換えをされている箇所も、てんコミでは修正前のまま読むことができます(秋田サンデーコミックスでも読めますが、こちらは高価)。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~600円、800円~2500円(第13巻)、800円~1500円程度(14巻~)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…3000円~6000円程度
◆古書全巻初版…6000円~10000円程度

備考
典型的な『巻数が増すごとに発行部数も少なく、後に出回りにくい法則』により、最後の方の巻はバラではかなり入手困難。殆ど初版絶版に近い形と思われます。
また第13巻には、この本でしか読めない映画原作『忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ』と『忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵』が収録されており、今後復刻される可能性も低いためにプレミア価格が付いていることがあります。

■『大長編ドラえもん』全24巻
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入手難易度★☆☆☆☆

'80年『のび太の恐竜』から毎年公開されていた「映画ドラえもん」作品の、'04年『のび太のワンニャン時空伝』までの原作コミックスです。
実際に藤本先生によって描かれ「藤子・F・不二雄(古いものでは藤子不二雄)」名義なのは第17巻『のび太のねじ巻き都市冒険記』までで、藤本先生が亡くなられた次の年の第18巻『のび太の南海大冒険』以降は「藤子・F・不二雄プロ」名義での出版となっています(17巻も実質殆どが藤子プロによる絵)。
'89年公開『のび太のパラレル西遊記』の原作本は無いのでご注意。

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~250円
◆新刊全巻…410円×24=9840円
◆古書全巻…2000円~5000円程度(?)

備考
大長編の全巻セットはあまり見かけません。
また以前は普通の「てんとう虫マーク」で出版されていましたが、9巻『のび太の日本誕生』発行の際に、新しく確立された「(てんとう虫コミックスブランド内の)てんとう虫コロコロコミックス」シリーズに編入された(これ以降『コロコロコミック』掲載作品はこのブランドで出版される)ため、それ以降の出版・増刷のものは『コロドラゴンマーク』に変更されました。
『藤子・F・不二雄プロ』名義でのメインの作者は、第17巻の大部分~20巻は萩原伸一(むぎわらしんたろう)先生、第21巻~24巻が岡田康則先生。
一部の巻で、'80年代末頃からカバーの色調が大幅に変わっているものがあります(『海底鬼岩城』、『魔界大冒険』など)。

■『藤子不二雄少年SF短編集』全3巻b0134245_1161793.jpgb0134245_1163095.jpgb0134245_1164253.jpg
入手難易度★★☆☆☆

朝日ソノラマが出していた雑誌『マンガ少年』に掲載されていた作品の内、同じくソノラマから出た『藤子不二雄SF短編集 宇宙人』と『藤子不二雄SF短編集 創世日記』に未収録だったもの+@を収録した単行本です。
しかし収録内容の都合から、ハッキリ言ってしまえば中央公論社『愛蔵版SF全短篇』、もしくは小学館『SF短編PERFECT版』を持っている人には全くの無駄ともいえる3冊(コロコロ文庫は尚のこと)ですが、コミックスとしての雰囲気は抜群ですので買う価値あり。
また、数少ない『てんとう虫コミックス別コロ版』ブランドでの出版でもありました。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~350円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…800円~1500円程度

備考
コンビ解消後の「藤子不二雄F」、「藤子・F・不二雄」名義の増刷分もありますが、タイトル『藤子不二雄少年SF―』の名前は変わっていません。
当時のSFファン(?)が大事に取っていたのか、新品同様のものが多く見受けられます。

■『新プロゴルファー猿』全11巻。b0134245_1927582.jpgb0134245_19271937.jpg
入手難易度(1巻~10巻)★★☆☆☆
入手難易度(11巻)★★★★☆

日本初の本格ゴルフ漫画『プロゴルファー猿』の内、コロコロコミック・別冊コロコロコミックに掲載分をまとめたもの。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~500円、1000円~1800円程度(第11巻)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…2000円~5000円程度

備考
この作品も『巻数が増す―(以下略)法則』によって最終巻に近付くほど入手困難になっており、かといって全巻揃いのセットは異様に価格が高い場合があります。単に読みたいだけなら、中公文庫かF.F.Aランドを買う方がいいかと思われます(若干未収録がありますが)。
『少年SF短編集』と同じく、これも「てんとう虫コミックス別コロ版」ブランドでの出版。

■『エスパー魔美』全9巻b0134245_19522625.jpgb0134245_232452.jpgb0134245_1152470.jpg
入手難易度★★☆☆☆

『マンガくん(→誌名変更/少年ビッグコミック)』に掲載された『エスパー魔美』ですが、'87年のTVアニメ化の際にてんとう虫コミックスに移籍してきました。本を並べたときに栄える、背表紙の黄色の色づかいや、カバーにアニメ版の版権絵が使われている点も魅力的。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~400円
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…2500円~4000円程度

備考
アニメ放送時、売れに売れたタイトルですので古書店でも普通に見かけます。
マンガくんコミックス版と少年ビッグコミックス版は、どちらでも全9巻が揃えることができない事情があり、「俺は1つのブランドで揃えたいんだ!」と言う方にはてんとう虫版が価格も安くオススメ。
ちなみにコンビニ本以外、『魔美』はどの単行本も完全収録です。

■『ビリ犬』全1巻
入手難易度★★★☆☆

『ビリ犬』には、'69年に雑誌『ぼくら』に掲載された『ビリ犬』、'88~89年に『コロコロコミック』に掲載された『ビリ犬(リメイク版)』、『ビリ犬なんでも商会』の3作品が存在します。この単行本は『コロコロコミック』に掲載された『ビリ犬』(+『ビリ犬なんでも商会』が少し)をまとめたもの。
発行期間が短かったため、てんコミ藤子作品の中でも影が薄く希少な作品。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…800円~2000円
◆新刊全巻…×(全1巻)
◆古書全巻…×(全1巻)

備考
『てんとう虫コロコロコミックス』ブランドで出版。その少し前には『てんとう虫コミックススペシャル』でも本作は出版されています。収録作品の一部は、最近出版された『ぴっかぴかコミックス』にて読むことが可能。

■『新装版 パーマン』全7巻
入手難易度★☆☆☆☆

2003年の映画『Pa-Pa-Paザ★ムービー パーマン』公開の際に出版された新装版の『パーマン』。当時、『パーマン』はコロコロ文庫版のみが出版されている状況でしたが、『新装版』は映画公開直前だったかに急に出版された記憶があります。
収録作品は『旧装版』の最終増刷版(→コロコロ文庫版)をベースにしているため、昔の『旧装版』に収録されていた『怪獣さがし』、『くるわせ屋』は当然のごとく未収録。

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~200円程度
◆新刊全巻…410円×7=2870円
◆古書全巻…1400円~2000円程度

備考
古書店では稀に『旧装版』と混ざってセットで売られていることも…。

■『ドラえもん+』全5巻b0134245_18223690.jpgb0134245_18225854.jpgb0134245_18231023.jpg
入手難易度★☆☆☆☆

刊行がストップした第45巻以降、約10年ぶりに出版されたドラの新刊。
当時刊行されていた雑誌『ぼく、ドラえもん』の付録に収録されていた作品を中心に、てんコミ未収録作品をまとめたものです。未収録作品の中でも特に人気の高かった『45年後…』も、ここで単行本に初収録されました。
しかしこの単行本によって、てんコミ『第46巻』以降が発売される可能性は、ゼロになってしまいました。

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~250円程度
◆新刊全巻…410円×5=2050円
◆古書全巻…1000~1500円程度

備考
発売が最近であるため、古書店等での流通は少なめ。藤子不二雄ランド版と被る作品がかなりあります。

てんとう虫編その3 その他/F先生じゃない作品編に続く。

では次回。
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by fujiko-kei | 2008-07-21 10:36 | お役立ち
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ブログを開設して3ヶ月が経ちましたが、当ブログを見に来られている年齢層について前から少し気になっていましたので、ここで少しアンケートにご協力お願いします。

記事作成日が2009年9月3日になっているのは、記事を最上部に表示するためで、実際の作成日は2008年7月21日です。

質問:あなたの年齢を教えてください(当てはまる選択肢をクリックするだけです)。

 ・60代~
 ・50代
 ・40代
 ・30代
 ・20代
 ・10代
 ・~9才


  結果
 -ブログでアンケート-

期間は1週間を予定しています。〆切:今月28日
投票はお一人様一回、イタズラはご遠慮ください。

今日、7月28日16:45でアンケートを締め切らせていただきました。
ご投票ありがとうございました。

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by fujiko-kei | 2008-07-21 00:00 | 雑記
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昨日の『ドラえもん』番組内にて、来年公開の決まった映画『新・のび太の宇宙開拓史』の予告映像が初放送されました。

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映像を見る限り、チャミーの顔・ギラーミンとの対決シーンは原作通りになりそうです。また、パオパオの体の色が緑→黄色に。

予告編は公式サイトでも見られますのでこちらでもどうぞ。


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今回のドラですが、まずひとつ、『ぼくよりダメなやつがきた』の多目くんの声は合ってなかったなぁ…。本編は良い感じだったのに残念でした。
また先週からOPが無くなり、代わりに夏期限定『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』が復活。OPに表示されていたクレジットも、画面半分がスクロールする形でEDに表示されるようになりました。
EDが付くのは嬉しいですが、代わりにOPがなくなるのは…( ToT)

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あと今日初めて気付きましたが、のび太の教室で、のび太の右隣・静香の前の席には星野スミレが座ってます。ちょっと驚き。



話は変わりますが、現在Yahoo!オークションで藤子関連の出品がやたら充実してるみたいです。
自分の手が届くレベルの話じゃありませんが…。

『海の王子』全6巻 藤子不二雄 貸本 昭和35・36年発行http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u26605470
貸本上がり・カバーコピーですが、全巻揃いは驚き。

藤子不二雄ランド 301巻セット+3巻 FFランド http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f68779849
久々に登場のF.F.ランド極上全巻。ここは見本版『海の王子』第1巻と、幻のVol.302『レインボー戦隊』(ファンが私家版として出したもの)も欲しい!

オバケのQ太郎セル画つき保存良好22冊
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b87526768
全巻揃いではありませんが、極上のオバQセット。

双葉社PC 「チンタラ神ちゃん」 51年初版 藤子不二雄
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f64489348
1000円開始…出品者の方は目玉飛び出るんじゃないでしょうか…。

『ユートピア 最後の世界大戦』 藤子不二雄 名著刊行会
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e78567090
名著刊行会・SF漫画セットの揃い。

★おやゆびひめ★藤子不二雄 幼年クラブ附録 http://page18.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w26721309
難ありですが、これは珍しい!?

■漫画 異色作品集④愛たずねびと 藤子不二雄 小学館S54 新本
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g63083816
超有名な『藤子二不雄』のコミック。

■限定復刻版「夢トンネル」藤子不二雄A
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h65387465
京都古書研究会が「同人誌」として発行したもの。結構お手頃なお値段。


では次回。
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by fujiko-kei | 2008-07-19 11:52 | 雑記
今日、15日発売の『コロコロコミック』誌上にて、来年公開のドラえもん映画作品は『新・のび太の宇宙開拓史』になるとの正式発表があったようです。
『新魔界大冒険』から1年空いて『』シリーズが復活しました。

まあ今年の映画『のび太の緑の巨人伝』のラストにちょこっとチャミーが出ていましたので、みなさん予想は付いていたと思いますが…。

今回の映画で注目すべきは、'81年版で原作と異なっていたチャミーの顔(これは原作風になる模様)と、原作にはあったのに'81年版ではカットされてしまった、のび太とギラーミンの対決シーンですね。わさドラの映画は原作に忠実なので、このへんは期待したいところです。
あと映画版だけのチャミーの台詞「だわさ」は今回どうなるのかな?といったところです。

パオパオやデンデンワニ等、『ジャングル黒べえ』の登場動物も久々に見られますね。今年のキー坊は結構よかったですが、パオパオのデザインが変わってたら嫌だなぁ…。

公式サイトはこちら。
2009年 『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』 公式サイト


折角なので、過去の映画ドラえもん・公式サイトのリンクを並べてみました。

■2000年『のび太の太陽王伝説』(恐らく最古の映画ドラHP?)
映画 ドラえもん・のび太の太陽王伝説(閉鎖→アーカイブ

■2001年『のび太と翼の勇者たち
映画ドラえもん・のび太と翼の勇者たち(閉鎖)

■2002年『のび太とロボット王国
DORAEMON THE MOVIE 2002

■2003年『のび太とふしぎ風使い
映画ドラえもん のび太とふしぎ風使い
同時上映『Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン
Pa-Pa-Pa ザ★ムービー オフィシャルサイト

■2004年『のび太のワンニャン時空伝
DORAEMON THE MOVIE 2004
同時上映『Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン タコDEポン!アシHAポン!
Pa-Pa-Pa ザ★ムービー 2004

■2005年 映画公開せず
ファンのみなさんへ(『ドラえもんチャンネル』内)

■2006年『のび太の恐竜2006
映画ドラえもん『のび太の恐竜2006』公式サイト

■2007年『のび太の新魔界大冒険
映画ドラえもん 公式サイト 『のび太の新魔界大冒険』

■2008年『のび太と緑の巨人伝
2008年 『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』 公式サイト

では次回。
明日から宿泊研修だ…。
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by fujiko-kei | 2008-07-15 22:22 | 雑記
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1966年から放送された、モノクロ版『オバケのQ太郎』のサウンドトラックCD『アニメ・ミュージック・カプセル「オバケのQ太郎」』がSOLID RECORDSより9月20日に発売されるそうです。
詳細はリンク先にて。
Amazon.co.jp: アニメ・ミュージック・カプセル「オバケのQ太郎」 TVサントラ 音楽

このCD『アニメ・ミュージック・カプセル「オバケのQ太郎」』なのですが、実は今月19日に発売予定だったものが発売延期となっています。

旧『オバQ』のサントラCDは、以前にも発売されかけたことがありました。
かつて、東芝EMIが出していたCDのシリーズ『懐かしのミュージッククリップ』という、懐かしアニメの主題歌とサウンドを収録したCDがありまして、全部で50巻ほどが発売されました(ただし29巻『リボンの騎士』は諸事情により発売後回収→別番号(44)に移行して再発売されたため欠番)。
その一環として旧『オバQ』も『懐かしのミュージッククリップ49「オバケのQ太郎」』として'99年1月20日の発売が告知されていました。しかし発売中止となり、結局49巻として発売されたのは『懐かしのミュージッククリップ49「ふしぎな島のフローネ」』でした…。

また、かつてビデオとレーザーディスクで発売されていて、モノクロ藤子作品の唯一の映像ソフト化であった『東京ムービー主題歌大全集』のDVD版が土壇場で発売延期を繰り返し、最後には発売中止になってしまったこともありましたし(『オバQ』等、藤子作品の権利関係が絡んでいる?)、モノクロ版『オバQ』関連のニュースには不幸がつきまとっています…。

そんな事情がありまして、今回無事に発売されるのなら恐らく旧『オバQ』初の単独でのメディア化(当時のソノシート・レコード等除く)であり、もしかすると最初で最後かもしれません。

なお、『アニメ・ミュージック・カプセル』シリーズは、過去の東京ムービー作品の中からセレクトされているそうですので、この企画がうまくいけば『新オバケのQ太郎』、『ジャングル黒べえ』、また他のモノクロ藤子アニメのサントラ発売も夢ではないかも…。


ちなみに『懐かしのミュージッククリップ』シリーズでは、モノクロ版『パーマン』、『怪物くん』のサントラCDが発売されてたりもします。
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懐かしのミュージッククリップ39「パーマン」
懐かしのミュージッククリップ40「怪物くん」
いずれも'98年発売。既に廃盤ですが、こちらでダウンロード購入&視聴可能。怪物くんはこちら
ジャケット画像もこのサイトからお借りしました。

もうひとつ、Amazonで気になったのですが、8月16日にはこんなCDが発売予定になっています。
Amazon.co.jp: パーマン 筒井広志 音楽

詳しい説明は書かれていませんが、筒井広志…?ということは、こちらもモノクロ版の『パーマン』関連のCDのようです(筒井広志さんは旧『パーマン』で音楽担当をされていました)。


では次回~。
次の更新は週明けです。

参考サイト
情報BOX Online
■2ちゃんねる掲示板 【頭に】オバケのQ太郎【毛が三本】
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by fujiko-kei | 2008-07-14 20:32 | 雑記

更新休止のお知らせ

今週水曜~金曜まで、管理人の学校の宿泊研修のためブログ更新・コメント返信を休ませていただきます。
行き先は滋賀と京都。ちょっと修業してきます…。

分かる人は、これだけで特定しようと思えば特定できますね…。
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by fujiko-kei | 2008-07-13 13:01 | お知らせ
いろいろな媒体で出版されている、藤子不二雄作品の単行本の解説と現在の市場価格をまとめてみよう…という無謀なコーナーです。
藤子作品の相場等を調べておられたサイト様が以前ありましたが、更新停止・閉鎖等で見られなくなったり、F.F.Aランドの刊行等で情報が古くなっているところも多くなっていたので、『最新版』を作ってみます。
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第1弾は、藤子作品の定本ともなっているてんとう虫コミックスを特集してみます。
てんとう虫コミックスブランドで出版されている藤子不二雄(と、その関連)作品は以下の通り。
藤子不二雄作品
A作品… F作品… 合作作品… その他…■
『ドラえもん』全45巻
『新オバケのQ太郎』全4巻
『オバケのQ太郎(傑作選)』全6巻
『キテレツ大百科』全3巻
『ウメ星デンカ』全3巻
『21エモン』全4巻
『みきおとミキオ』全1巻
『パーマン』全7巻
『バケルくん』全2巻
『怪物くん』全13巻
『忍者ハットリくん』全16巻
『大長編ドラえもん』全24巻
『藤子不二雄少年SF短編集』全3巻
『新プロゴルファー猿』全11巻
『エスパー魔美』全9巻
『ビリ犬』全1巻
『新装版 パーマン』全7巻
『ドラえもん+』全5巻

その他・関連作品など
■『ドラえもん百科』全2巻
■『藤子不二雄物語 ハムサラダくん』全2巻
■『ドラえもんの発明教室』全2巻
■『新キテレツ大百科』全6巻
■『ドラえもんゲームコミック ザ☆ドラえもんズ』全6巻
『ドラえもん』第44.5巻
■『ドラベース ドラえもん超野球外伝』既刊14巻(刊行中)
■『ミニドラにおまかせ!』全1巻
『未収録作品スペシャル ドラえもん』全25巻+別巻
以下、各コミックの解説等です。
本の画像に関しては、自分が所有しているものはそれから、そうでないものは当時の既刊紹介等から掲載しました。
相場価格については管理人が古書店、まんだらけ図録、ネットオークション等で見たものを参考にしています。そこまで信憑性があるわけではありませんので、あくまで参考程度としていきたいと思います。

■『ドラえもん』全45巻b0134245_1281874.jpg
入手難易度★☆☆☆☆
ご存じ『ドラえもん』。どこの書店にも新刊で売っていますし、流通量が非常に多いので古書店でも普通に見かけます。
発行時期の長さ故に微妙な装丁違いがありますが、ここでは省かせていただきます。ただ8巻・9巻に関しては大きな違いとして、初期に発行された、表紙イラストのバックがピンクの旧装丁版と、その後発行のグラデーションになっている新装丁版が存在しています。
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※9巻は、少なくとも'76年5月の第7版では新装丁になっているようです。
(8・9巻旧装丁版の画像はYahoo!オークションより転載しました。)

相場
◆新刊購入…410円(税込)
◆古書購入…100円~250円程度
◆新刊全巻…410円×45巻=18450円
◆古書全巻…数千円~12000円程度
◆古書・全巻初版揃…十数万円~数十万円

備考
美本が欲しいなら素直に新刊購入した方がオススメだと思います。ただし現在販売されているものでは、初期巻を中心に本文のかなりの箇所で書き換え、もしくは描き換えがなされています。この書き換え行われたのは主に'89年~'90年頃ですので、元の版が見たい方はそれ以前のものを購入しましょう。
初版揃いは状態の差で価格にかなり変動あり。

■『新オバケのQ太郎』全4巻
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入手難易度★★★★☆
今やすっかり『封印作品』として定着してしまったQちゃん。『新オバQ』はずっと藤子不二雄名義で出版されていましたが、今は基本的にF作品に分類されています。
てんとう虫コミックスでは、さりげに『(旧)オバケのQ太郎』より先に出版。

表紙・イラストのバックが各巻で異なる旧装丁のもの(左画像)と、アニメ第3作放送の際にバックがピンクに統一されロゴマークも変更された新装丁のもの(右画像)、旧装丁版+ロゴマークだけ新しい「中間バージョン」の3種類が存在しますが、相場に特に差はありません。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…800円~2000円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…2000円~8000円程度

備考
一般人の目には区別が殆どつかないため、古書で出回っている全巻セットでは、かなりの割合で旧装丁と新装丁のものが混ざって売られています。また、意外とバラで古書店に並ぶことも多いです。ブックオフの105円コーナーに並んでたりも…。

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去年('07)には雑誌『熱血!!コロコロ伝説』第1号の付録として『新オバケのQ太郎』第1巻が奇跡的に復刻されましたが、こちらは旧装丁版をベースとしています。

■『オバケのQ太郎(傑作選)』全6巻
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入手難易度★★★★☆
こちらは『新』より更に復刻が難しくなった旧『オバケのQ太郎』。
発行時期の長さからかなりの数が発行されたはずですが、最近「オバQ=貴重」という概念が広まったせいか、一般の古書店では殆ど見かけなくなりました。

この本自体の増刷は'80年代末頃まで続き、90年代半ばまで既刊紹介等にも「オバケのQ太郎 全6巻」と表記されていましたが、問題作『国際オバケ連合』が収録されていた第5巻は事実上の絶版・品切状態で新刊購入は難しかったようです。
装丁に関しては1985年のテレビアニメ第3作放送以前に発行された旧装丁版と、その後の新装丁版(画像)がありますが、圧倒的に旧装丁版が人気で、復刊ドットコムにもこんなページが。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…800円~2500円(旧装丁)、700円~1500円程度(新装丁)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…4000円~12000円(旧装丁)、2500円~7000円程度(新装丁)

備考
独特の雰囲気を醸し出している旧装丁版は人気が高いため価格が上がっています。新装丁は発行部数こそ少なめですが、入手するにはこちらの方が楽かもれません。
また、漫画喫茶にひっそりと全巻置かれていたりもしますので注目。

■『キテレツ大百科』全3巻b0134245_1073390.jpg
入手難易度★★☆☆☆
原作よりもアニメの知名度が高い作品。
アニメ化の際に大増刷されたせいか出回っている数も多く、てんとう虫Cの絶版藤子本の中でも安めの部類、古書店でも普通に見かけます。…逆に存在感があまりありません(失礼)
てんコミではコロコロ文庫より1話多く読めます(2巻『地震の作り方』が文庫未収録)。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…100円~350円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…700円~1800円程度

備考
全巻セットで2000円は高め。
ほんの6、7年前までは、大手書店の在庫などで新刊購入ができたりもしました。

■『ウメ星デンカ』全3巻b0134245_1075597.jpgb0134245_1013568.jpgb0134245_10142722.jpg
入手難易度★★★☆☆

モノクロ版藤子アニメの最終作でもある『ウメ星デンカ』。
作品の知名度の低さであまり流通量が多くないのか、価格は少々高めで出回っています。
'96年の映画『ウメ星デンカ 宇宙の果てからパンパロパン!』公開時の最終増刷で装丁が変更(中央・右画像)されましたが、流通量の割には新装丁の方が安価に出回っています。 旧装丁版と新装丁版では、第3巻に全く異なる最終回が収録。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…300円~800円(旧装丁)、200円~450円程度(新装丁)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…1000円~3000円(旧装丁)、1000円~1500円程度(新装丁)

備考
コロコロ文庫も出ていますが、なぜか多作品と比べて『デンカ』だけイマイチ影が薄く、品薄・品切状態になっていることも多いです…。文庫では『こじき王子』(てんコミ2巻収録)が削除されているため、てんコミの方が1話多く読めます。

■『21エモン』全4巻
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入手難易度★★☆☆☆

藤子先生としては珍しい、スペース・ギャグ(?)作品。
コミックスでは最初に出た旧装丁版と、'81年の映画『21エモン 宇宙へいらっしゃい!』公開以降の新装丁のものがありますが、相場価格に目立った差はありません。
旧装丁3巻背表紙のてんとう虫マークは、なぜか変なものになっています。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…200円~350円程度
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…1200円~2000円程度

備考
コロコロ文庫版と収録作品が全く同じため、てんコミ版はあまり重要視されません。
'91年のアニメ化、'92年の映画『21エモン 宇宙いけ!裸足のプリンセス』公開時に増刷がかかったためか、新装丁版の美本がよく見かけられます。

■『みきおとミキオ』全1巻b0134245_1033817.jpg
入手難易度★★★☆☆

藤子作品としては短命に終わってしまったものです。
他作品で『ドラえもん』『パーマン』に当たるようなキャラクターが登場しないのも本作の特徴でした。てんコミ版では『第1巻』とありますが、結局2巻以降は出版されず。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…600円~2000円程度
◆新刊全巻…×(全1巻)
◆古書全巻…×(全1巻)

備考
2006年にコロコロ文庫が出るまで、『ミキオ』はF.F.ランド(これは高価)以外でこの本でしか読むことができなかったため、てんコミ藤子本の中では高めのお値段でした。コロコロ文庫化で最近は値崩れしつつあります。収録作品数ではコロコロ文庫の方が1話多く、原稿紛失でどの単行本にも未収録となっている3話も紹介されています。

■『パーマン』全7巻
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入手難易度★★☆☆☆

F先生の代表作のひとつである本作はアニメ化で発行部数がかなり多いため、一般の古書店等でもよく見かけます。
コミックス1巻~3巻までは『ウメ星デンカ(旧装丁)』、『バケルくん』のような濃いレイアウト(笑)で発行されていましたが、2度目のアニメ化の際に4巻以降はシンプルなスタイルの装丁で出版され、1~3巻もそれに統一されました。
てんコミではコロコロ文庫より2話(『怪獣さがし』と『くるわせ屋』という作品)多く読むことができますが、'95年の最終増刷のものでは2話が差別問題で削除されてしまい、コロコロ文庫と同内容。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…300円~900円(旧装丁)、150円~600円程度(新装丁)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…2500円~6000円(旧装丁+新装丁)、1500円~5000円程度(新装丁のみ)

備考
全巻セットは店によって価格の差が激しくなっていますが、流通が多いのでバラで集めるのも難しいことではありません。

■『バケルくん』全2巻
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入手難易度★★★★☆

『ドラえもん』第9巻収録『ぼく、桃太郎のなんなのさ』でも有名な、『バケルくん』。
価格についてですが、知名度の低さ(→発行部数の少なさ)と、『ジャングル黒べえ』収録の事情により、他の単行本より市場価格は高め。
大半の人が2巻一緒に購入→保管しているためか、あまりバラで出ることはありません。
2巻についてですが、大半のものには『ジャングル黒べえ』が収録されていて、このせいでプレミア価格が付くことが多くなっています。'90年の最終増刷版には代わりに『新バケルくん』が収録されているのですが、これまた希少なためどちらにしても専門店では高価になってしまっている不遇な単行本。

相場
◆新刊購入…絶版
◆古書購入…500円~1200円(1巻)、800円~2500円(2巻)、1500円~5000円程度(新2巻)
◆新刊全巻…絶版
◆古書全巻…1800円~4000円(1巻+旧2巻)、5000円~6000円程度(1巻+新2巻)

備考
2005年より「ぴっかぴかコミックス」にて復活し、てんコミ収録作品の大半はこちらでも読むことができます。てんコミ版第1話の冒頭は刊行時に描き変えられたものであるため、初出カラー原稿を忠実に出版している「ぴかコミ」版は別仕様になっています。

てんとう虫編・その2に続く

参考サイト
藤子不二雄atRANDOM様(閉鎖)
藤子不二雄全集
藤子不二雄GALLERY
Wikipedia
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by fujiko-kei | 2008-07-12 19:07 | お役立ち