藤子不二雄作品を中心とした、レトロ漫画・アニメに関しての調査・研究・ツッコミがメインです。


by fujiko-kei
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<   2011年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧

モノクロ版『怪物くん』がまさかのDVD化。
一部の噂では「フィルムが全話揃っていない」とも言われていましたが、DVDではブローアップ劇場版も含めて全話収録。しかし、カラーで制作されたといわれる幻のパイロットフィルムがその中に収録されることはありませんでした。

以前、『少年キング』に「パイロット版『怪物くん』のものらしきスチール」が掲載されているということをご紹介しました。
そこに載っているものが「パイロット版『怪物くん』唯一の資料であると最近まで思っていたのですが、他にも「パイロット版らしきスチール」は意外なところに存在していたのでした。

それが今回ご紹介する、当時のメンコです。早速ご紹介します。
※現在スキャナーが使用できないため、カメラで撮影した画像を使用しています。見辛い点もありますがご了承ください。

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まず1枚目は、ヒロシと後ろ向きのドラキュラ。
原作第1話の、ヒロシが次々に怪物たちに出会っていくシーンに相当するカットでしょうか…?

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ドラキュラの顔アップ。前カットのドラキュラが振り向いた姿でしょうか…?

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飛ぶドラキュラ。原作に忠実なキャラクターデザインであることが分かります。

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怪物三人組。オオカミ男の顔が歪んんだりしているのは、アニメならではの演出でしょうか…?
やっぱりフランケンは顔色が悪いです。

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怪物大王と怪物城。城は原作にかなり忠実なデザインです。
この2枚だけをみると、シンエイ版と区別がつかなくなりそうです。
このカットは『少年キング』グラビア掲載のものと同一のようです。

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怪物くんと、牛のお面(?)を着けたヒロシ。
怪物大王に会う直前のシーンでしょうか…?

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怪物ランド執事(?)
『少年キング』掲載のものと同一カットです。

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???
怪物ランドの警備隊か何かでしょうか…?

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非常にレア度が高いと思われる、「パイロット版らしきスチール」におけるヒロシの姉さんのカット。
鍋を運んでいるようです。印刷のズレが残念…。

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こちらは丸メンコ。絵は既にご紹介しているものと同一です。


…と、以上で手持ちのメンコは全てご紹介しましたが、これらとは別の形のメンコも他に存在するようです。
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画像はオークションから拾ってきたもので、見切・メンコ24枚相当(内4枚はダブり)のシートです。

この写真の中でのヒロシの姉さんのカット(左列・上から2段目)やドラキュラの顔のアップのカット(左から2列・上から4段目)を見ていただければお分かりかと思われますが、先ほどご紹介したものより明らかに上下が小さくなっています。
先ほどのものは映画のビスタサイズ相当、こちらはシネスコサイズ、といったどころでしょうか。「シネスコ版」はかなり画面が狭いため構図的には少し無理があるように思えます。

更に絵柄に関しても、既にご紹介したものとは異なる「パイロット版メンコ」は存在しているようです(見難いですが上のシートの写真の中にもあります)。

また、『マッタリと・・・プラモ製作』様では、オオカミ男&フランケンとのペアのカットが紹介されていました(リンク先写真左列2段目)。


しかし、気になったのはオークションから画像を拾ってきたこのメンコです。
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月夜に鳴く猫のカット。
この猫は何処かで見たことがあるような気がしていたのですが、実際に放送された『怪物くん』第1回Aパート『怪物くんがやってきたの巻』冒頭で同じ原画が使用されているのを特定することができました。

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それがこちら。背景の月の位置は異なりますが、猫の絵は全く同じです。
DVD-BOXは入手できていないため未確認ですが、もしかするとバンクで他の回にも使い回されたりしているのでしょうか…?
YouTubeのDVD-BOX宣伝動画では1分27秒目付近にあたります。

パイロット版と思ってきた、これら「カラーの『怪物くん』」のスチールは、実はモノクロ版本編のセルに着色しただけでは…?
という不安な考えも頭をよぎりましたが、『アニメモリアル』様の放映リストを見ても、少なくとも『少年キング』にカラーグラビアが掲載された当時(アニメ放送直前の1968年4月頃)既に原画が描かれていた可能性のある、比較的放送初期の数回においてヒロシが怪物ランドに行くようなエピソードは無いはず。先にパイロット版が制作された後、猫のカットの原画・動画を第1話に使い回した…という可能性があります。最初にご紹介した「ヒロシ&後ろ向きのドラキュラ」のカットなども、ひょっとするとそのまま第1話に使い回されているのかもしれません。
DVD-BOXをお持ちでモノクロ版『怪物くん』本編中に、ご紹介した「パイロットフィルムらしきスチール」と同一の原画が使用されている箇所を見つけられた方、教えてください…!


「パイロット版メンコ」がどのような形で流通したのかは不明ですが、オークションでも度々見かけるほどに比較的広く流通している点、そして「(C)少年画報社 1968」の記載から、同社の『少年画報』や『少年キング』の付録、あるいはノベルティグッズとして配られた可能性があるかもしれません。
丸型・ビスタサイズ型・シネスコサイズ型の3種類の形のものが存在する点、そして、今回ご紹介したメンコの以前の持ち主の方からは「駄菓子屋で購入したはず」との証言をいただいておりますので、どのような経緯でで作られたかの実態はよく分かりません。

パイロット版公開の唯一と言っていいほどの機会であった、モノクロ版『怪物くん』のDVD化が既に行われた現在、パイロット版のフィルムが新たに発見されることはあっても、単体で映像ソフトが発売されることはまず無いと思われます。無事発掘の暁には、ぜひ次の媒体での映像ソフト発売時に収録していただきたいと切に願います。

最後に、2ちゃんねる掲示板に出ていたパイロット版『怪物くん』に関する情報を載せておきます。
798 :名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2010/07/05(月) 19:50:48 ID:???
>カラー製作って噂のあるパイロット版は収録されないんだな

あれ、スポンサーの不二家にカラー放送化を説得する目的もあって
本編以上に出来が良いフィルムだと言われてる。
テレビ化決定を速報した当時の「少年画報」のカラーグラビアに
このカラーフィルムのコマ焼きが大量に載っているので噂ではなく
完璧にカラー制作。

昔々の上映イベントでFCの人が「ネガしか残っていないから上映
できない」と言っていた記憶あり。でも15年以上前の話。
(2ちゃんねる・懐かしアニメ板「怪物くん」スレ)
『少年キング』だけではなく『少年画報』にもパイロット版の記事がある…?
今後調査の必要有りです。

以上、かなり久々な藤子ネタでの更新でした…。
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by fujiko-kei | 2011-02-16 17:19 | 雑記

サンテレビアニメの近況

サンテレビの名物、朝の再放送アニメですが、ここ1年ほどで放送されたのは『メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行』、東京ムービーの『宝島』(2000年頃以来約10年振り?)、『みどりのマキバオー』、『ニルスのふしぎな旅』、『赤毛のアン』、『ベルサイユのばら』、近畿圏では約4年振りの再放送の『海のトリトン』など…。
現在は『はじめの一歩』と『こどものおもちゃ』が放送中です。

つい最近までアナログ放送では「4:3製作作品の額縁放送無し(フル画面で放送)」&「画面右上の「アナログ」マーク無し」という体制を貫いてきたサンテレビ。
7月の停波までデジタル放送に移行する気のない我が家には、非常に有難かったでのすが、残念ながらここ数週間で、他局と同様に4:3作品は上下左右黒枠…の最悪の状態になってしまいました。
放送中の2作はエアチェックを行っていないのでひと安心ですが、もし毎回録画していたものが途中の回から上下左右黒縁…となっていたら、堪ったもんじゃないです。昨年のMBSの『あしたのジョー2』再放送では、最終回の数話前でこれをやられて大ショックでした…。
こんなときに、『新オバQ』なんかがひょっこりと再放送されでもしたら相当ショックです…(笑)


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トラップ一家物語』はオープニングテーマ『ドレミの歌』問題が有名ですが、サンテレビでは本放送と同様の『ドレミの歌』版でした(だたしオープニングとエンディング最後の「制作」のクレジットから「フジテレビ」の文字が消されていました)。

『ドレミの歌』版オープニングはCSでも流れているようですので、アナログ放送終了後は放送できなくなる…ということは無いと思いますが、手に入れようと思ってそう簡単に手に入れられるものでもありませんので、ちょっとラッキーです。

メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行』…恥ずかしながら、作品の存在自体知りませんでした…。オープニングが実写(!)、製作スタッフには『宇宙戦艦ヤマト』のスタッフが勢揃い、そしてステレオ音声…と、びっくりすることが満載のアニメでした。
エンディング曲がフォーク調で何となく『マルコ・ポーロの冒険』と雰囲気が似ている気がしましたのでNHKの作品かと思いましたが、フジテレビで放送されていたんですねぇ…。

実写主題歌といえば『海のトリトン』。
あまり期待はしていませんでしたが、やはり再放送でのオープニング・エンディングは全て後期版に統一されていました。
本来『トリトン』は、『ガッチャマン』や『ハクション大魔王』のように途中の回からオープニング曲とエンディング曲が逆転する現象が起こるのですが、フィルムが残っていないのか再放送やDVDでは全話が後期仕様の主題歌に統一されています。
唯一、LD-BOXには(Uマチックテープからですが)前期主題歌も収録されていますので、「主題化逆転」を体験するにはそちらを入手するしかないようです。LD製作時のUマチック素材をDVDにも収録してくれれば良かったのですが…。
『トリトン』エンディングで少し気になったことがあるのですが、後日記事にしたいと思います。


かつては、「それなりな有名作品」に混じって『ドン・チャック物語』や『星の王子さま プチ・プランス』等のナック作品からスタジオ・ゼロの『星の子チョビン』まで、かなりマニアックなアニメも放送してきたサンテレビの朝アニメ枠ですが、ここ数年放送される作品は「それなりな有名作品」と「有名作品」ばかりになってしまいました。

ここ数年で、毎日のように放送されていた『特捜最前線』も途中で打ち切られ、'50~60年代の大映映画を放送していた『アフタヌーンシアター』、そして『ナイトライダー』や『特攻野郎Aチーム』を近年再放送して話題になった、お昼の海外ドラマ枠も終了。
現在では、サンテレビ平日朝~昼枠は『暴れん坊将軍』(第1期)を除けば韓国ドラマばかりになってしまい、全く面白みがありません。
全国に誇るべき「サンテレビのキワモノ性」が無くなってきてしまったような気がします。

春から当方は京都に下宿することになりましたので、これからはKBS京都にお世話になると思います。KBS京都では大映映画枠がまだ残っているようですし、近年『隠密剣士』や『快傑ハリマオ』までも再放送した実績がありますのでちょっと期待したいです。
勿論、実家経由でサンテレビも録画視聴するつもりです。
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by fujiko-kei | 2011-02-15 18:12 | 雑記

更新再開のお知らせ

お久しぶりです。
ようやく大学受験が終了いたしましたので、ぼちぼちと更新を再開していこうと思います。

まずは過去の記事のレイアウトの修正を中心に、最低でも週1のペースで更新できればと思いますので、これからも宜しくお願いします。

こちらも書き換え・追記した箇所がありますので一度ご覧ください。
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by fujiko-kei | 2011-02-15 16:58 | 雑記