テレ朝アニメ特番で『ミドロが沼』が紹介!
2009年 01月 25日
本日19時から、テレビ朝日系にて『大胆MAP 人気アニメの衝撃シーンすべて見せます!お宝映像グランプリ最新版』が放送されました。
『大胆MAP』のアニメ特番はいつも2時間枠で放送されていますが、今回は1時間枠での放送。
前回、新旧『オバケのQ太郎』をはじめ、数多くの藤子アニメの珍場面を紹介してくれたこの番組ですが、今回藤子アニメは水田版『ドラえもん』より『木こりの泉』が紹介されたのみでした。
また、ぜんぜん売れていないということで話題になっている、叶姉妹主演のオリジナルアニメ『ABUNAI SISTERS ―KOKO&MIKA―』が紹介されていたのには笑ってしまいました。
これ見せて買わせる気か…(苦笑)
藤子アニメではありませんが、珍しいものとしては、『鉄腕アトム』のスタジオ・ゼロが制作した回・第34回『ミドロが沼の巻』が紹介されました。
自分自身、『ミドロが沼』を観るのは、2001年末に放送された『手塚治虫スペシャル 20世紀最後の怪事件』で紹介されて以来でした。この番組には安孫子先生が出演され、つのだじろう先生もインタビューで「これは僕のアトムです」、「恐竜は石森だね」、「このアトムはAじゃないかなぁ~」などと話されていたのが印象に残っています。
その後『ミドロが沼の巻』は、2002年3月にはNHK-BS2の『BSまるごと大全集 永遠のヒーロー“鉄腕アトム” 第3夜 ~初公開!幻のアニメ“ミドロが沼”~』でも、「英語音声+日本語字幕」という形で丸ごと放送されています(この頃、NHKでは大々的にアトム特集が組まれていました)。
『大胆MAP』では安孫子アトム、石森アトム、つのだアトムが紹介されましたが、安孫子先生のアトムは、モロに昭和30年代末頃に描かれた『くまんばち作戦』、『シルバークロス』、『きえる快速車』の時代のタッチが出ていて、すぐに判別ができます。
石森&つのだ両先生のアトムも、番組で紹介されたものを見る限りでは、そこまで悪くはないものの、なかなか個性が出ている感じでした。
ビックリしたのは、安孫子先生のアトムを紹介する際に、モノクロ版『怪物くん』の夏期版オープニングの一場面と、小さくですが怪物くん&ヒロシの姿が流れたことです。
これは次回の特集に期待していいのでしょうか…?
『ミドロが沼の巻』はDVD『鉄腕アトム Complete BOX 1』に収録されていますが、15000円と高価で(…といいつつもこれは再発の廉価版で、最初に出たときは29,610円もしました)、レンタル・単巻リリースもないので、あまり手軽に観ることはできません。
ここ数年、ありふれたアニメのランキングばかり放送してきたテレ朝アニメ特番ですが、うって変わってレトロアニメ好きのツボを突いたような『アニメお宝グランプリ』シリーズは、かつて爆笑問題が司会していた『これが日本のベスト100』時代や、TBSの名番組『テレビ探偵団』のようなスタンスになって、とても活気が出たと思います。
これからの展開にも期待。