改変期の関西アニメなど
2009年 04月 02日
●『天才バカボン』
サンテレビで行われていた『天才バカボン』(無印)の放送が、3月26日放送の第24回で終了となってしまいました。
パパ&バカボンが、やりたい放題のメチャクチャをしたり(全話観ていた『平成天才バカボン』とは全然違いました)、運動会の特訓のシーンで『ゆけゆけ飛雄馬』が流れたり、オープニングの背景動画が凄かったりと、『ど根性ガエル』と共に(『新オバQ』も同様なのでしょう)当時の東京ムービーのノリの良さが伝わってくる作品だったのに、残念です。
無印の『天才バカボン』自体、最近は地上波で放送されることは少くなったらしく、(DVDに手を出さずに)観られただけでも運がよかったな…と思います。
サンテレビのアニメ再放送は、4クール程度で中断→暫くして再開というパターンが多いのですが、本作は夕方枠での放送でしたので、再開するのかは微妙なところです。
同局で放送されていたドラマ『特捜最前線』や『ナイトライダー』も途中で打ち切られていますので、こちらも続行を願いたいでのすが…。
●『ハクション大魔王』
朝枠で放送されている『ハクション大魔王』は、昨日の第14回から主題歌が入れ替わりました。
「オープニングの『アクビ娘の歌』」と「エンディングの『ハクション大魔王の歌』」は初めて見ましたが、映像は殆どが使い回しだったんですね…。
オープニングに焼き込まれていたテロップ「歌・堀江美都子(12才・横浜市)」が、微笑ましく感じました。
この記事を書いていて気が付きましたが、サンテレビでは昨日されるべきだった第13回『ご主人は30人の話』と『大モテ・ジャングル王様の話』が、告知無しに飛ばされていました。
タイトルから察するに、恐らく黒人関係の問題があったのでしょうか…?
前回('04年頃)の放送でこの回が流れていたかは記憶にありませんが、最近のTOKYO MXでの再放送でも飛ばされていた模様。
同局で昨年放送された『昆虫物語 みなしごハッチ』でも第52回『陽陰の虫野郎』が飛ばされたことがありましたが、こちらは冒頭で告知がありました。
●『MONDAY PARK』
読売テレビの『MONDAY PARK』枠では、『シティーハンター』の放映が中断したままであるにも関わらず、今月から再放送パートで『犬夜叉』が放送される模様。
再放送パートは穴埋め的要素が強く、放映される作品も改変期ごとに適当なことが多いですが、『犬夜叉』は前に最終回まで流していますので、今度は第1回からの放送に戻るのでしょうか。
●『探偵物語』
ドラマになりますが、関西テレビで昨日深夜から『探偵物語』('79年)がスタートしました。
独U局を除いた近畿圏の民放で、20年以上前の国産ドラマの再放送が行われるのは、2005年にMBSで放送された『赤い疑惑』('75年)以来だと思いますので(関西テレビの特別企画で『仮面の忍者赤影』が第1部のみ放送されたことはありましたが)なかなか嬉しいです。
MBSには'90年代に、『ヒーローは眠らない』もしくは『特撮ヒーロー列伝』という放送枠があり、『悪魔くん(東映特撮版)』、『河童の三平』、『ジャイアントロボ』、『エイトマン』、『忍風カムイ外伝』…など、懐かしアニメ&特撮の数々を放送した凄い実績がありますので、デジタル時代にも頑張っていただきたいとは思いますが…。
現在は枠を縮小した上で『銀河鉄道999』を放送中。
●『キャラディのジョークな毎日』
この春のアニメで、唯一全話観ようと思っているのがこの作品。
(『真マジンガー 衝撃!Z編』も見たいのですが、映らない…)
京都造形芸術大学の学生が脚本を担当して作られる365作品を、5分帯アニメとして独U局で1年間毎日放送する、というなかなか凄い企画です。
が、「東・名・阪ネット6」系列の局でサンテレビだけは、1週間分の中から4話のみをセレクトし、15分番組として放送する特殊な放送形態となっていますので、全話観ることができないのが残念。
時間枠自体は5分枠ですが、本編は1分半程度。ブラックあり、多少下ネタもありですが、疲れたときにもクスっと笑えるアニメで、これからも楽しみです。
公式サイト(配信はこちら)