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藤子不二雄作品を中心とした、レトロ漫画・アニメに関しての調査・研究・ツッコミがメインです。


by fujiko-kei
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いよいよ『怪物くん』DVD発売間近!!

お久しぶりです…!
モノクロ版『怪物くん』DVD-BOX上巻の発売日(10月27日)がいよいよ近付いてきました。
YouTubeには、キングレコードよりサンプル映像が配信されています。

キングレコード内公式サイトはこちら
また、ニコニコ動画に於いてはモノクロ版&カラー版DVD-BOXの発売記念イベントにて行われた白石冬実さん&野沢雅子さんのトークショーの模様も配信されています。


サンプルを見てみた感想ですが…。
オープニングから、前期オープニングのバージョン違い仕様が…!
やはりバージョン違い仕様は存在していたのでした…。『東京ムービーアニメ主題歌大全集』収録のバージョンより、絶対こっちの方がいいと思います。

サブタイトルテロップから制作会社を読み取る法則」を使いますと、放送第1回(サンプル動画の前半2話)はスタジオゼロ制作の模様。 前作『パーマン』でもゼロ制作分は壮絶ハイクオリティでしたが、本作でも高クオリティを維持しています。

東京ムービー制作分(サンプル動画の後半2話)も作画レベルが高くて驚きました。『パーマン』放送初期~後期にかけて何か飛躍的な進歩があったようで、『ビッグX』や『オバQ』の頃からは考えられないレベルの高い仕上がりです。
ヒロシが怪物くんに渡した本『野球のルール』の出版社が「星書店」になっている上、ヒロシが夜空をバックに「野球は、あの星のように美しいものだ…」…と語ったり、『巨人の星』ネタが使われているのが笑えます(当時東京ムービーは『怪物くん』と平行して『巨人の星』も制作)。
もしかすると、数多くの「Aプロのお遊び」の源流は『怪物くん』にあるのかもしれません…。

エンディング映像は『ファイトだ!ピュー太』のエンディングのようなGSバンド仕様。いい感じです。テロップの入れ方が妙に手が込んでいます。「おれのゆひさき 一ぽんで 一ぽんで」のところでオオカミ男にクローズアップ(?)する動きが素晴らしい…!
スタッフロールを見てみると、主役の白石冬実さんをはじめ、加茂喜久さん、大竹宏さん、栗葉子さん、菅谷政子さん、雨森雅司さん、今西正男さん、堀絢子さん、麻生みつ子さん…と、『パーマン』からの引継ぎメンバーが非常に多く見受けられます。

先に発売されたシンエイ版『怪物くん』のDVDでは、主題歌の「藤子不二雄」のテロップが「藤子不二雄A」に改変されていた…と話題になっていましたが、サンプル動画を見る限りモノクロ版の方は問題なく「改変なし仕様」で収録されそうです。

もしテロップが「藤子不二雄A」に改変されていて、未入手のLD(&ビデオ)『東京ムービーアニメ主題歌大全集』(こちらには「藤子不二雄」テロップで収録済)が高額で取引されでもしたら、どうしようかと思いました…(笑)
シンエイ版DVDでわざわざ「藤子不二雄Aテロップ仕様」を作った意味は一体…?

ことごとくメディア化されることの無かった「シンエイ版『ドラえもん』以前の藤子アニメ」のひとつがDVDとなったことは、奇跡に近い快挙だと思います。逆に言えば、他の作品がDVD化されるかどうかは『怪物くん』の売り上げにかかっているのかもしれませんが…(笑)
自分は暫く入手できそうにありませんのでDVDのレビュー等は未定ですが、いつか『パーマン』のDVDと共に入手できることを夢見て、それでは、さよなら、さよなら、さよなら!
by fujiko-kei | 2010-10-23 13:52 | 雑記