サンテレビアニメの近況
2011年 02月 15日
現在は『はじめの一歩』と『こどものおもちゃ』が放送中です。
つい最近までアナログ放送では「4:3製作作品の額縁放送無し(フル画面で放送)」&「画面右上の「アナログ」マーク無し」という体制を貫いてきたサンテレビ。
7月の停波までデジタル放送に移行する気のない我が家には、非常に有難かったでのすが、残念ながらここ数週間で、他局と同様に4:3作品は上下左右黒枠…の最悪の状態になってしまいました。
放送中の2作はエアチェックを行っていないのでひと安心ですが、もし毎回録画していたものが途中の回から上下左右黒縁…となっていたら、堪ったもんじゃないです。昨年のMBSの『あしたのジョー2』再放送では、最終回の数話前でこれをやられて大ショックでした…。
こんなときに、『新オバQ』なんかがひょっこりと再放送されでもしたら相当ショックです…(笑)
『トラップ一家物語』はオープニングテーマ『ドレミの歌』問題が有名ですが、サンテレビでは本放送と同様の『ドレミの歌』版でした(だたしオープニングとエンディング最後の「制作」のクレジットから「フジテレビ」の文字が消されていました)。
『ドレミの歌』版オープニングはCSでも流れているようですので、アナログ放送終了後は放送できなくなる…ということは無いと思いますが、手に入れようと思ってそう簡単に手に入れられるものでもありませんので、ちょっとラッキーです。
『メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行』…恥ずかしながら、作品の存在自体知りませんでした…。オープニングが実写(!)、製作スタッフには『宇宙戦艦ヤマト』のスタッフが勢揃い、そしてステレオ音声…と、びっくりすることが満載のアニメでした。
エンディング曲がフォーク調で何となく『マルコ・ポーロの冒険』と雰囲気が似ている気がしましたのでNHKの作品かと思いましたが、フジテレビで放送されていたんですねぇ…。
実写主題歌といえば『海のトリトン』。
あまり期待はしていませんでしたが、やはり再放送でのオープニング・エンディングは全て後期版に統一されていました。
本来『トリトン』は、『ガッチャマン』や『ハクション大魔王』のように途中の回からオープニング曲とエンディング曲が逆転する現象が起こるのですが、フィルムが残っていないのか再放送やDVDでは全話が後期仕様の主題歌に統一されています。
唯一、LD-BOXには(Uマチックテープからですが)前期主題歌も収録されていますので、「主題化逆転」を体験するにはそちらを入手するしかないようです。LD製作時のUマチック素材をDVDにも収録してくれれば良かったのですが…。
『トリトン』エンディングで少し気になったことがあるのですが、後日記事にしたいと思います。
かつては、「それなりな有名作品」に混じって『ドン・チャック物語』や『星の王子さま プチ・プランス』等のナック作品からスタジオ・ゼロの『星の子チョビン』まで、かなりマニアックなアニメも放送してきたサンテレビの朝アニメ枠ですが、ここ数年放送される作品は「それなりな有名作品」と「有名作品」ばかりになってしまいました。
ここ数年で、毎日のように放送されていた『特捜最前線』も途中で打ち切られ、'50~60年代の大映映画を放送していた『アフタヌーンシアター』、そして『ナイトライダー』や『特攻野郎Aチーム』を近年再放送して話題になった、お昼の海外ドラマ枠も終了。
現在では、サンテレビ平日朝~昼枠は『暴れん坊将軍』(第1期)を除けば韓国ドラマばかりになってしまい、全く面白みがありません。
全国に誇るべき「サンテレビのキワモノ性」が無くなってきてしまったような気がします。
春から当方は京都に下宿することになりましたので、これからはKBS京都にお世話になると思います。KBS京都では大映映画枠がまだ残っているようですし、近年『隠密剣士』や『快傑ハリマオ』までも再放送した実績がありますのでちょっと期待したいです。
勿論、実家経由でサンテレビも録画視聴するつもりです。