大ダビング大会!(その2)
2011年 03月 14日
『ドラえもん』に関しては、標準&3倍モードで録画していた映像はあらかたダビングし終え一息つきましたので、今度は『ドラ』以外の作品も含めた、5倍モードで録画していた映像のダビングに乗り出しました。
古いテープを再生する上でどうしても問題になってくるのがトラッキング調整です。
5倍テープの場合、単純に考えてテープスピードが標準の5分の1ですので、標準モードで再生している際に出るような多少のテープの傷による些細な映像の乱れでも、5倍モードでは大ダメージに繋がります。特にテープが少しでもカビていたりする場合、うまく調整&ヘッドクリーニングをしてやらないと映像が尋常でなくノイズまみれにまります。

↑カビテープから何とか取り出した『ドラえもん』。画面上下のチラツキが結構気になります。
そして最も大きな問題なのは、5倍モード自体が基本的にVHSの統一規格外であるため、録画方式がメーカーによって異なり、多くの場合、他社のデッキで映像がマトモに再生することができないということです(実際は3倍モードも規格外だったと思いますが、こちらは大概互換性があります)。
場合によっては同じメーカーの製品でも、実際に録画したデッキ以外では互換性が無いという場合も…。
手元にある5倍録画テープは、今のところ録画したデッキが現役であるため再生は大丈夫ですが、
今後デッキが壊れた際には他デッキで正常に再生できるかが本当に心配ですので、優先してダビングすることにしました。
5倍モードで録画しているテープの内、DVDへのダビングを考えているものはあまり多くなく、本数にして10本弱です。…といっても120分テープ1本に10時間近く録画されていますので、時間的にはどえらい量です。
内容は『ヤッターマン』、『赤き血のイレブン』、『小さなバイキングビッケ』、『星の子チョビン』、『平成犬物語バウ』(いずれもサンテレビ朝の再放送)、そして『ドラえもん』の通常放送、ドラマ『ロング・ラブレター ~漂流教室~』など。
3月中は思いっきり暇ですので、再生状況を確認しながら1話ずつマッタリとダビングしていっこうと思います。
さて、先ほども申し上げました通り、5倍モードで録画されたビデオテープはメーカーやデッキごとの互換性の無さが顕著です。
我が家のVHSデッキ(松下製)で、他社デッキで録画された(と思われる)5倍テープを再生するとこうなりました。

…ということで、トラッキングを最大限安定させても画面上部に大きなノイズが現れ、音声もどんなに頑張ってもノイズがビリビリでした。
このテープの他にさらに1本、こちらは映像が真っ暗で篭った音しか出ないテープがあるのですが、それも他社規格の5倍モードで録画されたものなのかもしれません。
今後5倍モード対応機、それもテープに録画されているピンポイントの方式のもおのを入手することは困難になってくることと思われますので、5倍テープのダビングはお早めに…!
画像引用元
『ドラえもん』2002.11.29放送回 オープニング
『ドラえもん』2004.09.03放送回『昆虫変身スーツ』