藤子不二雄作品を中心とした、レトロ漫画・アニメに関しての調査・研究・ツッコミがメインです。


by fujiko-kei
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

『ドラえもん』中国版コミックスについて

ある日、古書店で藤子不二雄コーナーを物色していた自分ですが、並んでいた「大長編ドラえもん」の中で、なぜか1冊だけ違和感を感じるものが…。
なぜか中国版『のび太の南海大冒険』のコミックが混じっていたのでした。

お詫び:inudaisho さんからご指摘いただきましたが、この本は『台湾版』だったようです…。

物珍しさと、国内版と比較してみるのも面白そうだったので、試しに買ってみました。
左:国内版。右:中国台湾版。b0134245_202049.jpgb0134245_20201553.jpg
中国台湾版のタイトルは『大雄的南海大冒險』
『青文出版社』というところから出版されている正規版です。

表紙において主な違いは…まず、背中上の『コロドラゴンマーク』が中国台湾版は独自ものとなっていて、あとは『Vol.18』の文字もフォントが異なるものになっています。
また、目立った部分では、表紙イラストの色調が微妙に異なっています。


b0134245_20342631.jpgb0134245_20343471.jpg国内での単行本のカバーを外した表紙は、すべて赤に統一されていますが、中国台湾版では薄青になっていました。
中国台湾版ドラのすべての単行本が青なのかは不明。


次に、各キャラクターの中国台湾名はこれらの通り。
b0134245_20481216.jpgb0134245_2047168.jpg
ドラえもん…『哆啦A夢
のび太…『大雄
静香…『靜香
ジャイアン…『胖虎
スネ夫…『小夫

静香はそのまま、『哆啦A夢』、『胖虎』、『小夫』も何となく分かりますが、のび太の『大雄』だけはイマイチしっくりきません…。
なんとなく『小雄』のような気が。


中国台湾で他に刊行されている本はというと…。
巻末・カバー折り返しの広告を見ると、2004年時点で大長編は少なくとも18巻まで、他には映画のフィルムコミックスや、学習まんがシリーズまで発行されているみたいです。

また、気になる中国版単行本の価格は85人民元
1人民元が約15円なので…、約1275円。た、高い…。
さらにオールカラーのフィルムコミックは『特価100元』なので…1500円!?
この場合上下巻がありますので、揃えると3000円…。ひょぇぇ!


↑まるっきりウソ書いていましたので訂正です。単行本の価格は85台湾元(台湾ドル)。台湾元は3.5円程度なので、約297.5円。そこそこのお値段でした…。
フィルムコミックの方は350円程度です。


最後になりますが、中国では、このような正規版の単行本が流通する前に、いくつかの出版社から海賊版の単行本が出版されていました(今もされている?)。
『机器猫』、『機器猫』等のタイトルのものが恐らくこれなのですが、一部海賊版のものでは、ドラのヒゲやスネ夫の髪型が微妙に変えられていたり、挙げ句の果てには何者かによって勝手に新作が描かれて出版されているということもあったようです。

小さい頃、中華街で読んだ中国版ドラの単行本に、当時見たこともない作品(当時既に、てんコミ全巻+F.F.ランド数冊持っていた)が収録されていてビックリしたことがあったのですが、今思えばこれだったのかもしれません。
一度読んでみたいものです…。


では次回。
[PR]
by fujiko-kei | 2008-06-17 20:28 | 藤子系-小ネタ